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<title>太極拳ってど～よ!?</title>
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<description>太極拳と武術について徒然…</description>
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<title>謹賀新年</title>
<description>新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します(^_^)/¨絵は、年末ギリギリにマウスで四苦八苦して描いたものです。リアルなおつき合いの人には遅れて届くと思いますが、すみません(^^;ゞ </description>
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<dc:date>2010-01-01T10:12:15+09:00</dc:date>
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新年あけましておめでとうございます。<br />今年もどうぞよろしくお願い致します(^_^)/¨<br /><br />絵は、年末ギリギリにマウスで四苦八苦して描いたものです。<br />リアルなおつき合いの人には遅れて届くと思いますが、すみません(^^;ゞ<br /><br /><a href="http://doyotaichi.up.seesaa.net/image/2010C7AFB2ECBEF5_72dpi.jpg" target="_blank"><img src="http://doyotaichi.up.seesaa.net/image/2010C7AFB2ECBEF5_72dpi-thumbnail2.jpg" width="100" height="150" border="0" align="" alt="2010年賀状_72dpi.jpg" onclick="location.href = 'http://doyotaichi.seesaa.net/upload/detail/image/2010C7AFB2ECBEF5_72dpi-thumbnail2.jpg.html'; return false;" style="cursor:pointer;" /></a><br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><br /><a name="more"></a>

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<title>0.2秒の攻防</title>
<description>喧嘩の経験から色々考えた経緯をまだ書ききれていないので、ちょっと話が前後してしまうのだけど、ボクシングの話ついでに…。と言っても、今回のテーマは武術なのだが、きっかけとしてボクシングにまつわるデータが発端となっている。そしてまた「武術」というよりも、格闘技全般の永遠のテーマと言ってもいいのかも知れない。要は、相手との距離の詰め方、そして、いかに早く先にきつい一発をおみまいするか（あるいは攻撃を成功させるか）、だ。習った技や自分なりの工夫や方法論は幾つかあっても、絶対というもの...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
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<dc:date>2009-12-29T02:35:20+09:00</dc:date>
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喧嘩の経験から色々考えた経緯をまだ書ききれていないので、ちょっと話が前後してしまうのだけど、ボクシングの話ついでに…。<br />と言っても、今回のテーマは武術なのだが、きっかけとしてボクシングにまつわるデータが発端となっている。<br />そしてまた「武術」というよりも、格闘技全般の永遠のテーマと言ってもいいのかも知れない。<br />要は、相手との距離の詰め方、そして、いかに早く先にきつい一発をおみまいするか（あるいは攻撃を成功させるか）、だ。<br />習った技や自分なりの工夫や方法論は幾つかあっても、絶対というものはあり得ない。<br /><br />…で、今回は特に、突きやパンチのお話。<br /><br />数年前のあるとき、ネットを徘徊していてたまたま、パンチの速度について書かれてあるのを見た。<br />どこで見たどういう文章だったのかは憶えていないが、突きやパンチの速度は、何らかの武術・格闘技の訓練を積んだ人でも、大体時速30km程度だという内容だった。<br />そのときは即座に、<br />「え！？　ヒトのパンチってそんなに遅いの！？」<br />と思った。<br />たぶんこれを今初めて知った人は、同じ思いではないだろうか？<br /><br />そこで調べてみると、検索結果の一つに、元ＷＢＡ世界Ｊｒフライ級チャンピオンの具志堅用高さんが、全盛時にＴＶ番組でパンチの速度を計測したところ、秒速12mだった、というのがあった。<br />秒速12mを時速に換算すると、43.2kmだ。<br />「ふぅん。それでも40キロそこそこなのか…？」<br />と思ったが、実はとてつもなく速い。<br />計測の方法は、構えたところからサンドバッグを叩いて、その映像を5cmきざみで移動にかかった時間からスピードを割り出したそうだ。<br />ただ、この情報は、書いている人によって数値にバラつきがあり、実際にどうだったのかはよくわからない。<br />ただともかく、ボクサーのパンチスピードが30km程度だという情報は、ちょっと検索してみれば多くヒットする。<br /><br />では、時速30km（秒速8.33m）で考えてみる。<br />ボクシングのように顔の近くで拳を構えたところから、腕を伸ばせば目標に届くとしよう。<br />その距離を60cmとして、単純に移動にかかる時間は、0.07秒だ。<br />人間の反応速度は0.1秒と言われているから、これでは避けられない。<br />そう考えると、先ほどの43.2kmなんて信じがたい速さだし、計り方がおかしかったんじゃないか？…とも思ってしまう。<br />さっき「とてつもなく速い」と書いたのが、これでお解りだろう。<br /><br />もちろん、試合ではもっと距離を取るし、ステップのリズムやパンチの動作に移るときの兆しを読み合い、さらにパンチを届かせるために一歩出る時間もかかるから、0.1秒以内のパンチなんてあり得ない。<br /><br />…どうだろう？<br />時速30kmに現実感が湧いただろうか。。<br /><br />さらに。<br />一歩出るのも含めて、ボクサーがパンチを出すのにかかる時間はと言うと、以前、こんな番組があった。<br /><br />『ミラクルボディー 第４回 反応の限界を超えろ ～特撮・一瞬の闘い～』<br /><a href="http://www.nhk.or.jp/special/onair/080504.html" target="_blank">http://www.nhk.or.jp/special/onair/080504.html</a><br /><br />ＮＨＫで2008年5月4日に放送されたもので、これは放送時に直接見た。<br />実はこの番組の話だけで記事を一つ書こうかと思っていたのだけど、とりあえず部分的に触れることにする。<br />この中で元ＷＢＣ世界ミニマム級チャンピオン、イーグル・デーン・ジュンラパン選手のスパーリング映像があった。<br />ハイスピードカメラが捉えた相手選手が繰り出すパンチはおよそ0.2秒。<br />イーグル選手が回避動作を始めるのは0.16秒あたりからだった。<br /><br />先日の内藤×亀田戦で、内藤が亀田のノーモーションからのパンチを何度か喰らっていたけれども、これは、一旦届く距離まで来てから出されると非常に避けにくい。<br />上記のことからもよく判るだろう。<br />（そういう距離を許してしまった内藤が悪いのだが、３ラウンドあたりに鼻血を出したせいで距離感が狂っていたのか…？）<br /><br />ここでちょっと整理しよう。。<br /><br />ボクサーのパンチのスピードは時速30km台で、繰り出す時間は0.06～0.07秒ほど。<br />ただ、腕を速く振るということに限れば、素人でもそう変わらないだろう。<br />なので、データがボクシングのみだが、空手や拳法の突きでも速い人のは同等だろうと思う。<br />そして、攻撃をヒットさせるためには、相手との距離を詰めなければならない。<br />いかに兆しを悟られずにいち早く距離を詰めるられるかということも、一つの鍵だ。<br />つまり歩法も含めて0.2秒以内の攻撃を出せれば、相手はかなり避けにくいということになる。<br />逆に、後手で考えれば、この0.2秒以上の時間が稼げる距離をおいておかなければ、攻撃を喰らう可能性が高くなるということだ。<br /><br />…ただ、もちろん武術は競技では無いので、勝負はこういったスピードだけではない。<br />駆け引きにより相手の心理や動きを操り、主導権を取って、相手が得意なことを何もさせずに勝つということが理想だし、単純にスピードの優劣だけではない。<br />しかしイザ向かい合ってしまえば、スピードが重要な要素の一つであることは否定のしようがないだろう。<br />幾らボクシングがパンチのみとは言え、パンチに特化した分そのスピードは侮れないし、人間の反応速度というものを見る上でも非常に参考になる。<br /><br />そしてその反応速度についてだが、前述のＮＨＫ番組で、陸上競技の選手がスタート合図から0.1秒以内に反応すると不正スタート（フライング）と見なされてしまう問題にも触れていた。<br />0.1秒という規定は医学的根拠に基づいているそうだが、最新機材を使った番組の実験では、0.08秒（だったかな？）で反応できる選手も居ることが判った。<br />もちろんこれも、武術に関して言えば、<br />一定以上の反応速度、そして身体を速く動かせることは、重要なのだが、さっきも書いたようにそれがすべてでは無いので、あまり細かいところまで競うように拘るのはどうかと思う。<br />けれど数値で考えてみることも大事だ。<br />実用的な用法を検証したり、当てる技術を考える上でも、興味深い。<br /><br />あとはそれぞれ、発展させて、<br />色んなことを考えてみてもらえればと思う。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>長谷川穂積の脱力パンチ練習</title>
<description>今、最もノリにノッているプロボクサー、長谷川穂積選手。12月18日には10度目の防衛戦で見事勝利を果たした。…と言いつつ、実は録画していて、試合をまだ見ていないのだが。。(^^;ゞついでに白状すると、時折ボクシングの話をするけど、ボクシングに詳しいわけでも試合をよく見ているわけでもない。他の格闘技についても同様だ。まーその中でも立ち技系であるＫ－１は、比較的見ている方だけれど…。で、何故長谷川選手を出したのかと言うと、最近彼の特徴やユニークな練習方法がよく取り沙汰されているか...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
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<dc:date>2009-12-21T04:07:30+09:00</dc:date>
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今、最もノリにノッているプロボクサー、長谷川穂積選手。<br />12月18日には10度目の防衛戦で見事勝利を果たした。<br />…と言いつつ、<br />実は録画していて、試合をまだ見ていないのだが。。(^^;ゞ<br />ついでに白状すると、時折ボクシングの話をするけど、ボクシングに詳しいわけでも試合をよく見ているわけでもない。<br />他の格闘技についても同様だ。<br />まーその中でも立ち技系であるＫ－１は、比較的見ている方だけれど…。<br /><br />で、何故長谷川選手を出したのかと言うと、最近彼の特徴やユニークな練習方法がよく取り沙汰されているからだ。<br />少し前に買った武術雑誌『秘伝』11月号でも、松田隆智さんの「拳法の極意を求めて」という記事で、以下のように触れていた。<br /><br /><<-- 以下、引用 -->><br />　現在では何と言っても世界バンタム級王者の長谷川穂積選手だ。かつて長谷川穂積選手のパンチを元世界ライト級王者の浜田剛史氏がビデオ分析していたが、浜田氏は「長谷川選手は全身をゆるめて、パンチの当たる瞬間に力を加えるが、当たる直前までゆるめているので肩が伸びてパンチ力が増加する。この打ち方は本来、黒人選手特有の打ち方で、日本人では珍しい」と言っていた。<br />　浜田氏の説明は、まさに中国拳法の「全身鬆開（全身をリラックスさせる）」と「鬆肩（肩をゆるめて伸ばす）」によって、快足に打ち出すパンチ“冷弾勁”そのものであり、チャンスの時の長谷川選手の連打は翻子拳の「双拳の密なること雨の如く、脆快なること一掛鞭（鳴り続ける爆竹）」そのものだ。<br /><<-- 引用ここまで -->><br /><br />ちなみに記事は「迎門三不顧」という招法（技法）についてのもので、敵を正面から迎えたならば三度打って顧みず（つまり三連打）を、翻子拳や八極拳などの型で解説。<br />まー内容的には昔から変わらないことを書き続けてらっしゃるのだけど、久々に読んでみると、心持ち具体性や現実性が増した文章になっている印象を受けた。<br />…あまり変わらないケド。。(^^;<br /><br />ついでに、ちょっと気になったことを一つ。<br />何故“三発”（三連打）なのかということの説明は、ことわざや世の中の現象の基本的な数ということで説明してらっしゃるのだけど、これはマユツバに思っておいた方がいいと思う。<br />そんなことで三発という数を決めてどうするのだろう…。<br />名称の中に入っている数字や要訣の数にそういうのを当てはめるのはあるにしても、実際にどう戦うかという方法論にまでそんな理屈を持ち込むのはおかしい。<br />もちろん三発で倒れなければ倒れるまで打ち続ける云々も書いてあるが、それならハナから意味が無い。。<br />まーあまり大したことを書いてなくても、中国語の漢字による術語についつい深い哲理や神秘性を感じてしまうってところが、この世界にファンタジーな人を多く生んでしまっているわけで。。(^_^;)<br /><br />いや脱線。<br />長谷川穂積に戻ろう。<br /><br />個人的には、長谷川がチャンピオンになっても、僕はしばらく、彼をあまり認めていなかった。<br />長年王者に君臨していたウィラポンを破ったときは、<br />「えーっ！？」<br />と思って、すぐに納得できなかったからだ。<br />確かその試合、チャンネルをザッピングしていて偶然、終わりに近いあたりから見たのだが、ウィラポンが不調そうだったのと、長谷川もパッとしない感じだったのとで、長谷川が判定勝利になったものの「うそー？」と思った。<br />（今改めてその試合を最初から見たら、違う感想になるかも知れないが…）<br />ちなみに、、<br />ウィラポンが辰吉からチャンピオンベルトを奪ったときには、ウィラポンは噛ませ犬のような評判だったと思うが、試合前の控え室中継で彼を初めて見たときは、<br />「うわっ、辰吉負ける！」<br />と思った。<br />辰吉が試合前からいつものビッグマウスな割にどこか自分に自信が無さげだったのに比べて、ウィラポンは気力満々だったからだ。<br />そして辰吉に見事なＫＯで勝利した。<br />その後は、体つきといい、バランスのとれたテクニックといい、真摯な態度といい、ウィラポンのファンになった。<br />彼は30代でチャンピオンになったにも関わらず、６年以上その座に君臨し、14度もの防衛を果たした。<br />そのウィラポンにパッとしない感じで判定勝利した長谷川を、それまでもよく知らなかったし、どう評していいかわからなかったのだ。<br />さすがのウィラポンも年齢的に限界だったか…と思うしかなかった。<br />ついでに言えばこのとき、長谷川24歳、ウィラポン37歳だ。<br /><br />そんなわけで長谷川にはあまり興味を持っていなくて、試合も観ていなかったが、防衛を重ねていくのを報道で知れば、さすがに実力を認めないわけにはいかない。<br />そして６～７度目の防衛戦をたまたま観たとき、試合内容やＫＯシーンを見て、彼への印象がガラッと変わってしまった。<br /><br />さて、本題。<br /><br />何回か前の防衛戦のとき、ＴＶで、長谷川選手のパンチの速さの秘密として、彼が拳を握らずにシャドーを行うのが紹介されていた。<br />前述の引用の中で書いてあるのは、たぶんそのときのものではないだろうか。<br />今回も試合前夜に日テレの報道番組『NEWS ZERO』で特集していたが、そこでも同様の練習映像が流れていた。<br />…まぁ、松田さんでなくとも中国拳法をやっている人は、長谷川のこの映像を見て、<br />「中国拳法と同じだ！」<br />と思った人は多いんじゃないだろうか。<br /><br />しかし。。<br /><br />安易にそう思うのは早計で、幾つか踏まえておかなければならないことがある。<br /><br />中国拳法ではよくボクシングと同様に当たる瞬間に拳を強く握るという説明があるが、素手ではそんなことは上手く出来ない。<br /><br />日本でポピュラーな中国拳法の突き技は、「全身をゆるめて肩を出し伸びやかに突く」と教えられるだろう。<br />そのとき、わざわざ自分で拳を強く握ったら、失速し、場合によっては威力が落ちてしまう。<br />目標物に当たることによって自然に力が入るというのが正しいのではないだろうか。<br />そして、一発だけならまだしも、連打となると、毎回緩めて握ってを繰り返しながら速く突けるわけがない。<br />つまり拳を速く振ろうと思ったら、最初から、緩く握っておくか、固く握っておくか、だ。<br />さらに、緩く握った拳のままで、素手で連打ができるだろうか？<br />解らない人は、人間の弾力に近そうなもの（例えばサンドバッグとか革のミットとか）を、素手で緩い握りのままで連打してみるといい。<br />ペチペチと当てるのでなく一定以上の強さで、連打するのは困難なはずだ。<br />下手をすると拳や手首を痛めてしまう。<br />だから長谷川選手の拳を握らないままシャドーするのは、あくまでも手を速く振るための練習だし、それが生きるのは、バンテージを巻きグローブを着けているからだと思うのだが。。<br /><br />では、武術的にはどうすればいいのか、ということは、それぞれ考えてもらいたい。<br />僕が習ったことや思いついた方法をここで安易に披露する気はない。<br />それに答えが一つとも限らない。<br />すでに考える材料としては、これで充分ではないだろうか。。<br /><br />『NEWS ZERO』長谷川穂積選手特集の動画（YouTube）<br /><a href="http://www.youtube.com/watch?v=GUPUqUC-sSs&feature=player_embedded" target="_blank">http://www.youtube.com/watch?v=GUPUqUC-sSs&feature=player_embedded</a><br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>とある演武大会</title>
<description>最近のことだが、このブログを通じて知り合った人からお誘いを受けて、中国武術の演武大会を見に行って来た。それまで演武大会と言えば、大昔（25年以上前かな？）に一度見に行ったきりだ。僕の記憶では、空手流派と日中友好協会が共同で主催していたと思うのだが、実際にどうだったのかはわからない。確か場所は大阪府立体育館で、双方の代表選手が空手と中国武術を披露し合っていた。空手側は、厳かな雰囲気で、力強くきびきびした演武。瓦や板の試割りなども行っていたと思う。中国武術側は、今ではお馴染みの、...</description>
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<dc:date>2009-12-19T06:37:42+09:00</dc:date>
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最近のことだが、このブログを通じて知り合った人からお誘いを受けて、中国武術の演武大会を見に行って来た。<br /><br />それまで演武大会と言えば、大昔（25年以上前かな？）に一度見に行ったきりだ。<br />僕の記憶では、空手流派と日中友好協会が共同で主催していたと思うのだが、実際にどうだったのかはわからない。<br />確か場所は大阪府立体育館で、双方の代表選手が空手と中国武術を披露し合っていた。<br /><br />空手側は、厳かな雰囲気で、力強くきびきびした演武。<br />瓦や板の試割りなども行っていたと思う。<br />中国武術側は、今ではお馴染みの、体操競技のように飛び跳ねる型と、象形拳や太極拳など。<br />そして、複数人でアクション殺陣もどき。<br />あと、槍の先を喉元につけて押し返したり、青龍刀を喉元につけて、刀の背を叩いても「切れてな～い」というパフォーマンス。<br />ちなみに。。<br />青龍刀のときは、ちょっと見え見えなタネに思えた。<br />まず最初に大根を切ってみせるのだが、そのときは切っ先部分で切っている。<br />そのあと喉元に刀をつけるときは、刀身の真ん中あたりより柄に近い部分。<br />どうやらその部分には刃がついていないらしい。<br />会場にはＳ先生と、師匠であるＴ先生、そして兄弟弟子たちと行っていたのだが、僕がそれを口にすると、<br />「ははは。気がついたか！」<br />と、Ｓ先生は笑ってらっしゃった。<br />…とは言え、切れないまでも、喉元につけた刀の背を叩かれたら痛いだろうし、ちょっと見破った気になったくらいで真似などできそうにない。<br />槍の方も、ウチではそんなことしないから、本当にどうやるのかはわからない。<br />まぁ…できるようになりたいわけではないから、どうでもいいけれど。<br /><br />ただともかく。<br /><br />このときの中国側の表演やパフォーマンスには、正直、少しがっかりした。<br />例えば、ジャッキー・チェンのコミカルカンフーを見て、面白がってあんな型をやってみたいと思ったことはある。<br />しかし中国拳法を習うようになってから実質知りたかったのは、如何に効率的に人を倒すかという方法そのものだ。<br />当時はそのために型が上手くなることを目指していたし、型の武術性をどう理解すればいいかを模索していたわけだが、まだ情報が少なく、本場中国から来た選手たちがどんな型を見せてくれるのかと期待が膨らんでいたのに、結果は、体操競技と大道芸を見せられたような印象だったからだ。<br />もちろん、身体能力を評価できる部分もあるのだが、他の格闘技より優れた“武術”として想像していた中国拳法からは、ほど遠いものだった。<br /><br />その後、映画『少林寺』が公開されて、主演の李連杰（リー・リンチェイ。後のジェット・リー）を始め何人かの武術家が出演し、中国武術ブームに拍車がかかった。<br />まぁ確かに『少林寺』を初めて観たときには、映画の迫力に圧されて、<br />「こんなすごい動きで迫ってこられたら、どう対応すればいいんだろう？」<br />…なんて思ったものだ。<br />しかしそれでも、僕が想像し求めていたようなものとは、何か違う。<br /><br />例えば、形意拳の伝説的な達人、郭雲深だ。<br /><br />相手との距離が縮まるや否や、中段突きの一発で倒してしまう一打必倒の拳。<br />どうすれば、力も要らず、体も特別鍛えないで、そんなことが可能になるんだろう？<br />…と想像をめぐらせていた。<br />郭雲深がやっていたような武技に筋力が必要で無かったのかは今では疑問だが、それは置いて、ここで言いたいのは、郭雲深が飛んだり跳ねたりして戦ったのかということだ。<br />まぁ、若い頃にはそういう練習もしたかも知れないが、少なくとも“半歩崩拳”と言われる伝説が本当なら、郭の実際の戦い方はそうではあるまい。<br />手足を大きく開いて伸びやかに動かすような動作でもなかっただろう。<br /><br />また、その頃から徐々に紹介され始めた、本場中国の武術と言われる表演は、僕には違和感が拭えず、同時期あたりに創刊された武術雑誌『武術（うーしゅう）』で取り上げられた様々な拳種の、基本のような型も、同様だった。<br />そしてインターネットが普及してから（良くも悪くも）情報が溢れているし、何年か前からはYouTubeやニコニコ動画のような動画サイトもでき、中国武術の型についても数多くアップロードされていて、わざわざ見に行かなくても動画で見ることができる。<br />だから、、<br />中国武術の演武大会のようなものには興味が無くなってしまった。<br /><br />最近は“表演武術”なんて言い方があるようだが、その表演武術の型には、もちろん武術的要素もあるだろうけれど、体操や舞踊のような部分も多く、個人的には、あまり参考になるとは思えない。<br />本来、武術の型は人に見せるためのものではないし、見せるとしたら“見せられることしか見せない”だろう。<br />だから、一般化され、競技化されたものは、そういう楽しみ方をするためのものであって、武術修練の一環としてのものとは目的もやり方も違う。<br />武術への接し方や楽しみ方は人それぞれで、それを否定するものではないが、僕のような考えの者にとって相容れないところがあるのは致し方あるまい。<br /><br />…で。。<br />最近行ってきた演武大会。<br /><br />まぁ、前述のようなことが僕の根底にはあったのだが、直に接してみなければわからないこともあるかも知れないし、小規模ながら全国レベルの大会で上位入賞するような人も来ているらしい。<br />それにこのブログを通じて知り合った人と直接話せる機会があるなら、せっかく遠くから大阪まで来られるのだし…と、行ってみることにした。<br />会場には途中から行き、型は到着後に始まった太極拳の部と武器の部（？）を少し見ただけだったが。。<br /><br />ちなみに、<br />その中には武術雑誌で名前が知れてる人も居たのだけど、僕としてはフツーに、<br />「お上手だな」<br />と思うだけで、残念ながら武術的な意味での感動は無かった。<br />つまりそれは、例えば体操にせよダンスにせよ何にせよ、こなれたものや一定以上の水準のものを見て「上手い」と思うのと同じなのだ。<br />僕が言う感動とは、簡単に言ってしまえば、<br />「こんな人に殴られたら痛そうだ。喰らったらひとたまりもない」<br />と感じてしまうような動きに対してのことだ。<br />また、<br />僕の知識や価値基準ですべてを計ることはできないにしても、それなりに経験を積んで少しは見る目があるのだから、自分の理屈だけでなくても、<br />「何か判らないけど凄い」<br />というものは、それはそれで判ると思う。<br />一応、誤解の無いように言っておくが、表演武術をやっている人の中にも武術的なものを追い求めている人は居るだろうし、それぞれの実力（強さ）や習っている流儀を、型だけで判断してどうこう言いたいわけではない。<br />ただ、前述のように、武術に対するスタンスの違いを感じるだけだ。<br /><br />まーそんなこんなの意味で、<br />想像通りであり、意外なものは何も無かった。。<br />…が、<br />それとは別に、人同士の交流は楽しそうだった。<br />途中から行ったので、しばらくは会場を囲んでいる２階からガラス越しに見ていたのだが、終了間際に知り合った人に話しかけようと会場に入ったら、中は和気あいあいな雰囲気。<br />関係者らしきおばちゃんたちが井戸端に花を咲かせていたり、子供の文化祭を見に来たようなノリで応援していたり、あちらこちらで参加者も含めてまとまりなく騒がしい。<br />参加者と言えば、自分の演武が終わったとき、ちょっと照れた感じで挨拶してそそくさと下がるのも印象的だった。<br />日本武道で言うところの“残心”のようなものは無く、本当に文化的な発表会のノリ。<br />しかしまー日本的な精神論も行き過ぎるとどうかと思うし、“武術”ということに拘らなければ、それはそれでいいのかも知れないケド…。<br />ともかく平和で友好的な雰囲気が漂っていて、楽しそうだ。<br /><br />それから、このブログがきっかけで知り合った人は、武術的には親戚のような関係になるのだが、帰りにお茶して、少しばかり裏話に花を咲かせたりした。<br />そのとき別の団体で某内家拳の会の人も一緒に居たのだが、その会はとても和やかなのが特徴で、女性も多く、みんなでスキーに行ったり（？）もするそうだ。<br /><br />う～む。。<br /><br />それにはちょっとそそられてしまうなぁ…。。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>11/29の内藤×亀田戦</title>
<description>以前、内藤×亀田（大毅）やその後の亀田家に関する記事を書いたので、一応触れておこう。実は、某所の日記にも書いたのだが、改めて整理してここにもアップしておく。残念ながら試合結果は予想通りだった。残念というのは、内藤を特別贔屓にしていたからではないのだが、やはりいい歳こいたおっさんである僕からすれば、一度くらいは兄の興毅も退けて欲しかった。また、その方がドラマチックではないか。（そうでもない？(笑)）まーしかし…。内藤も歳だ。。弟の大毅に勝ったときなら、興毅とやっていても、その時...</description>
<dc:subject>格闘技</dc:subject>
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<dc:date>2009-12-05T06:04:18+09:00</dc:date>
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以前、内藤×亀田（大毅）やその後の亀田家に関する記事を書いたので、一応触れておこう。<br />実は、某所の日記にも書いたのだが、改めて整理してここにもアップしておく。<br /><br /><br />残念ながら試合結果は予想通りだった。<br />残念というのは、内藤を特別贔屓にしていたからではないのだが、やはりいい歳こいたおっさんである僕からすれば、一度くらいは兄の興毅も退けて欲しかった。<br />また、その方がドラマチックではないか。（そうでもない？(笑)）<br /><br />まーしかし…。内藤も歳だ。。<br /><br />弟の大毅に勝ったときなら、興毅とやっていても、その時点でなら内藤勝利だったと思うけど、あれからずいぶん時が経っている。<br />興毅も成長しているし、内藤戦には万全の対策を立ててきているはず。<br />僕的には、内藤は年齢的に大毅のあと２回くらい防衛できれば上出来だと思っていたから、結果５度（？）の防衛は、すでに充分すぎるくらい立派だ。<br /><br />興毅との試合が決まった頃、一時よく行っていたお好み焼き屋（と言うより飲み屋？）で、<br />「どっちが勝つと思う？」<br />と、客やマスターに聞かれて、<br />「う～ん。亀田じゃない？」<br />と答えた。<br />場に居た人たちは皆一様に、まだ内藤の方が強いだろうと言っていたのだけど、僕は内藤の年齢やスタミナを考えて、そろそろやばいと思っていた。<br />それと、<br />確か、前回の防衛戦、パッとしない判定勝利で、内藤自身も試合終了時に、<br />「しょっぱい試合をしてしまってすみません」<br />とリング上から謝っていたが、たまたまその試合を途中から見ていて、もうそろそろチャンピオンベルトの維持はアブナイかもなぁ…と思っていた。<br />気持ちはおっさん側の内藤に勝って欲しいのだが、客観的に見ると難しそうだった。<br /><br />…で、11月29日の試合。<br /><br />内藤は序盤から飛ばしていたけど、少し固く、焦っているようにも見えた。<br />好意的に見れば、観客へのサービス精神から（前述の防衛戦とも関連して）、どちらかがＫＯになるような完全決着を見せたかったのかも知れない。<br />興毅は、昔のようにあまり足の動かないクラウチングスタイルではなく、よく動いていたし、冷静で、ノーモーションからのパンチや、的確なカウンターを当てていて、なかなか貫録のある試合運びだった。<br />内藤の方がまるでチャレンジャーのように見えた。<br />「勝っても負けても引退試合のつもりなのか？」<br />とさえ思った。<br />そして、序盤からあれだけ飛ばしていて、大振りパンチを幾つも空振りし、いいパンチももらいながら、最終まで持ち堪えたスタミナは、当初の僕の心配を余所に大したものだった。<br />冷静にアウトボクシングしていたらベルトを維持できたかも知れないのに、一生懸命、前に出続けた姿は評価したい。<br />まぁ、少なくとも「しょっぱいボクシング」にはならなかった。<br /><br />一方、亀田は、負けられない気持ちでいっぱいだったと思うが、チャレンジャーが慎重であるのは不利になるはず。<br />王者としては、そういうところに付け入ることもできたのに、亀田家との因縁からも、真っ向殴り合うことが内藤なりの男の見せ方だったのかも知れない。<br />…これまた好意的に解釈すれば、だが。。(^_^;)<br /><br />それに対して興毅は、勝ちに徹して自分のボクシングを通したので、仮に内藤がそういう気持ちだったとして、通じていたかどうかは「？」だ。<br /><br />それでも興毅は、２～３年前に比べてずいぶん成長した。<br />ただ今回、貫録を感じさせつつも、内藤に応じなかった点では、ある意味興毅の方がしょっぱいボクシングだったと言うことも出来そうだ。<br />だって元々は確か、インファイトやＫＯがボクシングの醍醐味だというようなことを、家族ぐるみで語っていたわけだし（？）。。<br />今後はコンパクトに纏まってしまわずに、もう一皮剥けて欲しいところ。。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>中国武術のコミュ</title>
<description>ブログの更新を４ヶ月サボっていた間、実は某所で太極拳のコミュを立ち上げたりもしていた。一応説明しておくと、コミュとはコミュニティの略で、一定のテーマに添った会員制の掲示板のことだ。以前、これまた別の某所の某コミュで、ちょっと意見を書いたことがあるのだが、そのとき、アクティブなメンバーの１人に噛みつかれて、鬱陶しくなってやめてしまったことがある。確か、型に関することだったと思う。書いたことの詳細は憶えていないが、たぶん、型は必ずしも全部をやる必要は無いとか、単練（分解した一つ一...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
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<dc:date>2009-12-03T07:37:57+09:00</dc:date>
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ブログの更新を４ヶ月サボっていた間、実は某所で太極拳のコミュを立ち上げたりもしていた。<br />一応説明しておくと、コミュとはコミュニティの略で、一定のテーマに添った会員制の掲示板のことだ。<br /><br />以前、これまた別の某所の某コミュで、ちょっと意見を書いたことがあるのだが、そのとき、アクティブなメンバーの１人に噛みつかれて、鬱陶しくなってやめてしまったことがある。<br />確か、型に関することだったと思う。<br />書いたことの詳細は憶えていないが、たぶん、型は必ずしも全部をやる必要は無いとか、単練（分解した一つ一つの技を練習する）でも良いというようなことや、型は言語のようなもの…というようなことを書いたと思う。<br />（そのコミュを見に行けばログが残っていると思うが、見に行って探すのが面倒臭い(^^;ゞ(笑)）<br />型に関することは、いずれこのブログでも取り上げるつもりなので、また改めて書くけれども、とにかくその時、僕に噛みついてきた人の意見は、<br />「太極拳の型は、一連の動作を行って気の運用をすることに意味があるのだ」<br />というようなことだったと思う。<br />まー意見は意見。人それぞれ。それはそれでいい。<br />ただ、意見交換の仕方として、高飛車で一方的な決めつけで話す物言いに呆れてしまい、そのことを注意するレスを返して、あとは無視し、間もなくそのコミュを退会した。<br /><br />また、その少し前から２ちゃんねるの過去ログを漁ったりしていて、ネット上の中国武術系掲示板の雰囲気は大体判っていたし、型偏重で知識・理論武装した人の考えも大体掴んでいた。<br />だが、さすがに２ちゃんねるの雰囲気にはついていけない。<br />会員制のコミュならもう少しいいやりとりができるかと思っていたのだが、大して変わらなかった…。<br /><br />要は。<br />ネット上で思うことを書くにしても、浅いところからせいぜい中級程度のところまでについてしか書けない。<br />もし議論をふっかけられて、それに反論しようと思ったら、自分の学んだものを晒さなければならなくなる。<br />何で礼儀もわきまえない相手に、何の得にもならないのに、タダで教えてやらなければならないのだろう…？<br />そして、そういった輩は、素人を煙に巻くような理屈をペラペラと説いて、初心者から有り難がられているが（本人にはそういう思いは無く、物識りなつもりなのだろうけど）、実質、何の説明にもなっていないことが多い。<br />そんなこともあって、人との議論を避けて、このブログを始めた。<br />『<a href="http://doyotaichi.seesaa.net/article/30739734.html" target="_blank">はじめに</a>』で書いたことは、まー言ってしまえば、上記のようなことへの予防線というわけだ。<br /><br />…しかし。<br />今までこのブログを通じてレスやメールをもらったりする内、人とのコミュニケーションも恋しくなり始めた。<br />元々、人との交流が嫌いなわけではない。<br />最初は、新しく入った某所の中国武術系のコミュに入ったが、面倒臭い“教えてやろう君”はどこにでもいるものだなぁ…と思った。<br />まぁ、物をあまり考えていなさそうな“教えて君”も数多く居るので、それで成り立っているのかも知れないけど。。<br />…で。<br />自分がホストの立場なら、そう荒れることも無いかも知れないと、自分でコミュを立ち上げてみることにした。<br /><br />…ただ、残念ながら、今は発言も止まって、停滞している。<br /><br />中国武術の世界は、元より型偏重の世界だ。<br />そこで型について否定的な意見を言うのは反感を買いやすい。<br />もちろん僕の意見は、否定ではない。<br />しかし否定と取られやすいことを言っているのだろう。。<br />例えば、<br />「これといった型が無い武術もあるし、そういった武術は型がある武術より劣るのかと言えば、そうも言えない。きちんとした攻防の理屈や技術があり、原理的なことが判るなら、型は必ずしも必要ない」<br />というような意見を書いた。<br />これが、型に対する否定になるだろうか？…と思うのだが、中国武術を愛する人たちには、否定と取られることが多いようだ。<br />それと。<br />僕がまだ言及していないことまで、勝手に先走って捉えて、それに対する反論までしてくるから、<br />「そんなこと言ってないじゃない」<br />という繰り返しになる。<br />だが実は、そういう人の言いそうなことや物の捉え方は手に取るように判る。<br />僕自身、中国武術に関わってきた年月は３０年以上で、その人たちの考えは、僕も通ってきた道だからだ。<br />その僕が、何故そういう意見なのか、ということを、何故考えないのだろう…？<br />もしそれを考えれば、まだ何かありそうだとか、理解できてない部分を埋める何かをこれから説明して欲しいとか、もう少し聞いてから判断しても良さそうなものだ。<br />そして、結局は、お互いに深い知識があったとしても、奥の奥まで伝え合うことはできないのだから、少しでもニュアンスを感じ取って、<br />「参考にさせてもらいます」<br />という姿勢でいれば、お互い身になる部分もあるのではないだろうか。<br />そこをステレオタイプな常識、価値観、解釈で捉えて反発するから、それにそぐう意見しか理解できないし、受け容れられない。<br />僕が今まで書いてきた“力”の必要性の話だってそうだ。<br /><br />…で。<br />何で反応が判りきっているのに、反感を買うようなことを言うのか、と思うだろう。<br />それは、やはり、通じる相手を探しているからなのだ。<br />人の話をきちんと聞く姿勢を持っている人、というだけで、これほど探すのが困難なものか？…と思ってしまうけれど。。<br /><br />ちょっと愚痴っぽい話に終始してしまったが、僕がやっているコミュに興味を持ってもらえる人は、まだしばらくは続けてみるつもりなので、よかったら某所を探して、入会申請して下さい。<br />すでに某所の会員かも知れないあなたは、そこでコミュを探せば見つかるかも？<br />但し、ひやかしや、不毛な議論をふっかけに来るような人はお断り。<br />また、コミュのルールを読まずに入会申請してくる人は、単純に却下しています。<br />（流行らせることが目的では無いため、人数が少ないにも関わらず、ここ１～２ヶ月で５～６人を断っています。＜入会申請の時点で、ルールを読んだかどうかが明かなので）<br /><br />某所の所在がどうしても判らないという人は、<a href="http://doyotaichi.hp.infoseek.co.jp/mail.html" target="_blank">メール</a>でお尋ね下さい。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>喧嘩の戦法について補足</title>
<description>ずいぶん経っていて何だけど、前記事『20代前半の喧嘩』（Part1、Part2）について、少し補足しておこう。Part2をアップして間もなく、叔父弟子のＴさんから以下のようなご指摘を受けた。「hideくん、判ってるとは思うけど、ブログの中で書いていた、相手に触れに行くっちゅうキミの戦法な、あれ暴行になるで？」改めて引用して説明すると、&amp;gt; Ｋは当然、喧嘩腰で言い返してきたので、&amp;gt; 「やるならやったるわ！ かかって来いアホウ！」&amp;gt; と、胸の当たりをドンと押した。...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
<dc:creator>hide</dc:creator>
<dc:date>2009-12-01T19:36:57+09:00</dc:date>
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ずいぶん経っていて何だけど、前記事『20代前半の喧嘩』（<a href="http://doyotaichi.seesaa.net/article/124402711.html" target="_blank">Part1</a>、<a href="http://doyotaichi.seesaa.net/article/124422776.html" target="_blank">Part2</a>）について、少し補足しておこう。<br /><br /><a href="http://doyotaichi.seesaa.net/article/124422776.html" target="_blank">Part2</a>をアップして間もなく、叔父弟子のＴさんから以下のようなご指摘を受けた。<br />「hideくん、判ってるとは思うけど、ブログの中で書いていた、相手に触れに行くっちゅうキミの戦法な、あれ暴行になるで？」<br />改めて引用して説明すると、<br /><br />> Ｋは当然、喧嘩腰で言い返してきたので、<br />> 「やるならやったるわ！　かかって来いアホウ！」<br />> と、胸の当たりをドンと押した。<br /><br />－－－の部分だ。<br />これ以外にも過去記事で、若い頃の僕の戦法として、何度か書いた。<br />Ｔさんがおっしゃるのは、つまり、相手の肩や胸を押したり、あるいは襟首を掴んでも、それは手を出したことになり、暴行罪になる、ということだ。<br /><br />ただ、喧嘩を売られたときは、対応が難しい。。<br />喧嘩を売ってくる相手は、すぐには手を出さずに、顔を近づけて威嚇してくることが多い。<br />まぁ…様子見の意味もあれば、度胸試しの意味もあるだろう。<br />子供の頃の喧嘩上手なヤツらなら、近いとぶん殴りにくいから、そうやって手足を封じてパチキ（頭突き）を喰らわす戦法だった。<br />もちろんパチキ勝負になってかち合えば、そこからは乱闘になるわけだ。<br />しかし大人になると、<br />同じように近づいても、まず手は出さず、言葉や態度で威嚇して、相手に手を出させようという意図になってくる。<br />そこで、僕のように間近な相手を警戒して押し返したとしたら、例えそれが肩に手をかけた程度でも、<br />「お、手ぇ出しやがったな！」<br />と、なる。<br />とにかく相手に先に触れたら暴行になる可能性を知っているからだ。<br />みみっちく小ずるいが、それが現・日本社会のルールなのだ。<br />（参考記事：2007年05月05日『<a href="http://doyotaichi.seesaa.net/article/40821525.html" target="_blank">パチキ</a>』）<br /><br />しかし、ただ後手に回っていては、本当にボコボコにされかねない。<br />そんな事件もざらにある。<br />Ｔさんのご指摘は、もちろん今では一応心得ているのだけれど、若い頃は、<br />「相手が喧嘩を売ってきている以上、そんなこと関係あるか！」<br />としか思っていなかった。<br />…いや、基本は今でもそうだ。。(^^;<br />もし抱きつかれるくらい近距離で対峙したら、掴まれたとき相手の方が力が強ければ咄嗟に振り解くのが困難だし、ナイフを使われたら逃れられない。<br />それを警戒して、一定以上近づくのを許さず押し返したからと言って、それが暴行になるだろうか？<br />Ｔさんは法律に詳しい方なので少し質問させていただいたのだが、そこはやはりグレーで、判断・対応が難しいとのことだった。<br />ただ僕自身は、これがもし暴行になるとしたら、それでも構わないと思っている。<br />顔見知りの者と口論から喧嘩に発展しそうになったとかなら別だが、相手が見ず知らずの他人なら、自分の身は自分で護るしかないからだ。<br /><br />とは言え、最初に戻って、前記事のＫとの喧嘩で言えば、相手をドンと押した時点で僕の暴行が成立する、というのは、Ｔさんのご指摘の通りだ。<br />これについては後の経験もあるので、また改めて書くつもりだったのだけど、ともかく、手を出すということについて、日本には結構厳しい（一部理不尽とも取れるが…）法律があるということは、踏まえておいてもらいたい。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><a name="more"></a>

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<title>気づいたら４ヶ月放置…(^^;ゞ</title>
<description>…いやぁ。ナント、気づいたら４ヶ月も放ったらかしにしてしまっていました。(^_^;)この間はどうしていたのかというと、まず仕事が忙しくなっていました。貧乏金無し（…は、当たり前か）暇無し。去年から徐々に収入が減っていて、単価の安い仕事を押しつけられてあっぷあっぷ。そんな大変な時期だというのに、ちょっとお絵描きにハマりました。(^^;ゞこのブログでも何度か書いたように、昔、漫画を描いていたので、元々絵を描くのは好きです。なのに、いつの間にか描くのをやめて、しばらく描いてなかった...</description>
<dc:subject>お知らせ・更新・他</dc:subject>
<dc:creator>hide</dc:creator>
<dc:date>2009-11-30T19:15:58+09:00</dc:date>
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…いやぁ。<br />ナント、気づいたら４ヶ月も放ったらかしにしてしまっていました。(^_^;)<br /><br />この間はどうしていたのかというと、まず仕事が忙しくなっていました。<br />貧乏金無し（…は、当たり前か）暇無し。<br />去年から徐々に収入が減っていて、単価の安い仕事を押しつけられてあっぷあっぷ。<br /><br />そんな大変な時期だというのに、ちょっとお絵描きにハマりました。(^^;ゞ<br /><br />このブログでも何度か書いたように、昔、漫画を描いていたので、元々絵を描くのは好きです。<br />なのに、いつの間にか描くのをやめて、しばらく描いてなかったんですが、たまたま、よく観ていたＴＶアニメに触発されまして…。<br />しかも最近の高度なアニメ作品ではなく、子供向けアニメ(笑)<br />でもそれが一時とても感動的な展開になっていて、観ている内にふと絵心が湧いて、登場キャラを描いてみたくなりました。<br />すると自分の手が鈍っていることを思い知らされ、のめり込んでしまい、時間があれば描きまくっていました(笑)<br />また、デジ絵にも興味を持ち、ＰＣ上で着色することを覚え、それが楽しくて…(笑)<br /><br />最初は、不具合を起こして使えなくなっていたスキャナを復活させるところから始めて、手描きの絵を読み込んでいましたが、主線だけ描いてスキャンしＰＣで着色する方法にもトライし、色々試行錯誤しました。<br />ただ、今のところマウス環境なのでかなり苦労していますが、近々環境を改善させようと思っています。<br />ペンタブレットを使い慣れたら、描く速さも向上するだろうし、水彩や油彩のようなタッチで描くこともできるようになると思います。<br /><br />まーとにかく。<br /><br />スキャナも復活して、ＰＣ上で絵も描けるようになったことだし、今後はこのブログでも、少しは絵を交えて説明しようと思っています。<br /><br />何だかんだと、今までにも途中放置したりしながらも、約３年続けてきたし、まだまだ続けていくつもりです。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>20代前半の喧嘩 Part2</title>
<description>北新地には20代半ばまで居たのだが、その間にも一度、夜の世界を抜けたことがある。たぶん、最初の店から叔父の店に移ったが、その店がすでに傾いていて、一応閉店までつき合い、そのせいでさらにお金に困ることになってしまった、その後だ。。夜の水商売以外でそのとき自分がすぐにできそうな仕事と言えば、調理だった。その調理も中途半端だし、一からやるには遅いと言われてしまう歳だったが、たまたま見つけた店で雇ってもらうことできた。梅田のちょっとへんぴなところにある店で、ファミレスとカフェバーが合...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
<dc:creator>hide</dc:creator>
<dc:date>2009-07-28T09:07:58+09:00</dc:date>
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北新地には20代半ばまで居たのだが、その間にも一度、夜の世界を抜けたことがある。<br />たぶん、最初の店から叔父の店に移ったが、その店がすでに傾いていて、一応閉店までつき合い、そのせいでさらにお金に困ることになってしまった、その後だ。。<br />夜の水商売以外でそのとき自分がすぐにできそうな仕事と言えば、調理だった。<br />その調理も中途半端だし、一からやるには遅いと言われてしまう歳だったが、たまたま見つけた店で雇ってもらうことできた。<br /><br />梅田のちょっとへんぴなところにある店で、ファミレスとカフェバーが合わさったような感じのレストランと、お好み焼き屋が隣り合っていて、その２店舗を経営していた。<br />奥にある厨房は両店に繋がっている作りだった。<br /><br />ここでは、チーフコックを始め先輩コックたちに可愛がられて、働いている間には、後から入ってきた10代の男の子ら２人からも慕われた。<br />ちなみにその内の１人は、ハーフっぽい華奢なイケメンで、当時は気の弱い男の子で、一度先輩コックを怒らせて包丁で腕を切られたことがある。<br />そのとき居合わせていて、慌てて止めに入り、先輩コックをなだめた。<br />なだめたと言っても、怒鳴り合うようなかたちでとにかく包丁を置かせた。<br />傷害事件になるようなことだが、仕込みをしていて包丁を持っているときだったから、激高して包丁を持ったまま手振りしてしまったらしい。<br />切ろうと思って切りつけたわけではなかったし、男の子の腕は軽傷で、厳しい世界だから、店長やチーフの裁量でお互いが謝るかたちでうやむやになった。<br /><br />そして、それから１０年ほど経って、ミナミでばったりその男の子と会ったのだが、ナント、ホストになっていた。<br />５～６人のホストを引き連れて先頭を歩いていて、僕に気づくと、<br />「hideさん、hideさん！」<br />と寄ってきた。<br />僕が相手のことを判らずにいたら、<br />「オレです、オレです！　〇〇です！」<br />と、親しげに繰り返し、働いていた店の名前を出した。<br />それで顔をよく見て「あーっ！」と思い出したのだが、僕が忘れていたのに、ちゃんと僕の顔も名前も憶えていて声をかけてくれて、嬉しかった。<br />だから、親身な先輩として慕ってくれていたと思うのは、間違いではあるまい。<br /><br />まーそんな風に、僕としては、忙しくも働きやすく、居心地が良かった。<br />調理場のチーフや先輩コックたちも、僕には怒らなかった。<br /><br />…ただ。<br />火種が一つあった。<br /><br />こういう、従業員が比較的多い店では、料理人とホール担当との仲が悪いことがある。<br />コックたちは気の荒い人が多いし、忙しいときは不快丸出しの顔で黙々と仕事をこなしている。<br />そういうとき、お調子者のホールの態度が疳にさわる、というのが日常だ。<br />オーダーの通し方が悪いとコックに怒鳴られ、険悪なムードになる。<br />だから、ホールもコックたちに気を遣い、顔色を窺いながら、ややこしい注文があると、恐る恐る、出来るかどうかを尋ねたりする。<br />僕は両方経験があるのでホールの大変さも解っているのだが、お気楽なヤツらが店に来る女性客を従業員同士で品定めして笑い合ったりしていて、テキパキ仕事をしていないときがあると、さすがにそれはちょっと腹が立つ。<br />それでも僕は、オーダーを険のある態度で受けたりしないので、ホールの従業員たちとは一番うまくやっていただろう。<br /><br />でもその中で、どうしても反りの合わないヤツが一人だけ居た。<br />名前は忘れたが、仮に“Ｋ”としよう。<br /><br />まー、相性で好き嫌いがあるのは誰でもそうだろうが、仕事であれば、嫌いでも最低限の言葉のやりとりくらいは、きちんとするのが普通だ。<br />なのに、Ｋは何故か僕に敵意むきだし。<br />歳は確か、ホール主任が僕と同い年か１つ下で、その後輩だったので、僕から見て１つか２つ下だったと思う。<br />ぶっきらぼうで、いかにもヤンキーあがりのような顔つきで、身長が180cm以上あった。<br />その厳つさで周りからも一目おかれ、コックたちも露骨に怒るのは遠慮するところがあった。<br />店長と先輩であるホール主任、そして親しい数人以外は、誰彼構わず横柄だったが、僕に対しては特にひどい。<br />（何が気に入らないんだろう？）<br />…と思いながら、最初は、こちらから近づく努力もしたのだが、だんだんむかっ腹が立つようになってきた。<br />他のコックたちとも摩擦があったが、僕には特に態度が露骨で、例えば、まともに声を出さずに伝票だけを置いていくときがあり、<br />「おい、ちゃんとオーダー通せよ！」<br />と注意しても聞かず、そういうことを繰り返す。<br />ふと気づくと、遠くからこちらを睨みつけていたり、忙しいときオーダーを整理しようとしてホールの者に確認のために声をかけると、そんなときに限って割って入り、変に揉めるような方向に持っていこうとしたりする。<br />最終的にはついに怒りが頂点に達して、店の奥でＫを怒鳴りつけてしまった。<br /><br />Ｋは当然、喧嘩腰で言い返してきたので、<br />「やるならやったるわ！　かかって来いアホウ！」<br />と、胸の当たりをドンと押した。<br />この頃より少し前から使うようになった、僕の手だった。<br />触れられる距離であっさり触れさせるようなヤツは、大抵ぶん殴れる。<br />それに、相手に先に手を出させる目的があった。<br />目論見通り反射的に手を上げて来て、そこを僕も反射的に捌いてガツンと喰らわした。<br />あとは畳み込むように立て続けに殴った。<br />Ｋも必死に手を出そうとしたが、僕には当たらなかった。<br />結果、圧勝。<br /><br />仲が良かった先輩コックの一人が、小躍りして、<br />「hide、ようやった！　お前すごいなー！」<br />と寄ってきた。<br />他のコックたちも、半信半疑だった僕の強さを目の当たりにした感じになったのと、みんなが嫌っていたＫを締めたことで、僕を讃えた。<br /><br />あとで思えば社会人としては問題だったが、閉鎖的で上下関係が厳しい世界。<br />店長はチーフコックに頭が上がらず、チーフがＫに落ち度があることを説明して、店からは特にお咎めを受けなかった。<br />…が、小一時間ほど経って、ホール主任が僕のところにやって来た。<br /><br />僕は今まで溜まりに溜まっていたものを出して、せいせいしていた。<br />正直、人を殴ってこんなにすがすがしい気になったのは久しぶりだと思っていた。<br />もしこのままクビになっても構わない。<br />主任は改めて簡単に事情を聞いたあとで、<br />「hideさん、顔ぜんぜん腫れてませんね？　先に手を出したんですか？」<br />「いや、あいつも殴りかかって来たよ。オレが打たれなかっただけや」<br />「じゃあ、一方的に殴ったんですか？」<br />「一方的に…ちゅうか、お互い必死にやり合って、気がついたら殴られたのがあいつだけやったってことやろ」<br />「………わかりました」<br />主任は一旦席を立って、またしばらくして、Ｋを連れて戻って来た。<br />「hideさん、Ｋが気分悪い言うてますから、病院に連れて行ったってくれませんか」<br />Ｋは、僕に殴られる前までの厚顔な感じはまるでなく、腫れ上がった顔で下を向いて完全に情けない負け犬状態。<br />それを見ると、やり過ぎたかな…という気にもなった。<br />「病院と言っても…」<br />「もう探してあります。十三（じゅうそう）の〇〇病院ってとこが診察してくれるそうですから、今から行ってきて下さい」<br />そばで聞いていたチーフも、僕の顔を見て頷いた。<br /><br />そして２人だけで、電車に乗って、病院へ。<br />道中、何度か話しかけると、Ｋは無言のまま首を縦に振ったり横に振ったりして答えていた。<br />「大丈夫か？」<br />お人好しの僕は、このときは本気で心配になっていた。<br />行った先は個人病院で、当然ながら診断は打撲。<br />診断書と、湿布や痛み止めなどをもらって、店に戻った。<br /><br />そして翌日。<br /><br />またホール主任が、気のせいかちょっと喜色を浮かべた顔で、<br />「hideさんにちょっとお客が訪ねてきていますので、お願いします」<br />と呼びに来た。<br />「？」<br />出てみると、ガタイのいい厳つい２人組が待っていた。<br />差し出された名刺を見ると、韓国系の組織の肩書き。<br />あとで判ったが、店長やホール主任、そしてＫなど、何人かが在日韓国人だった。<br /><br />訪ねてきた２人は、最初に僕を見たときは、ちょっと驚いた顔をした。<br />「え？　あんたが？」<br />僕が大男のＫをボコボコにしたのが意外な様子だった。<br />その頃の僕は、身長175cmで体重は60kgくらいだ。<br />Ｋは僕より5cm以上高くて、肥満ではない程度に肉付きが良かったので、体重差は15kg以上はあっただろう。<br />話に入ると、最初はやんわりだが、僕が一方的に殴ったことを責めてきて、それに反論すると恫喝めいた口調も交えて、慰謝料を要求してきた。<br />僕は内心、<br />（こいつらも殴って店をやめてやろうか…？）<br />とも考えた。<br />しかし住所も知れているし、家からも出なければならなくなる。<br />ふと、ポーカーゲームの店に居た頃、在日韓国人と揉めて逃げたと噂になったチーフのことを思い出した。<br />（こんなことなら一発くらい殴られておくんだった…）<br />だが実際、わざと殴られるなんて、難しい。<br />せめて、自分も殴られたと言っておけば良かったのだが。。<br /><br />２人は、僕が無傷で、一方的に殴ったことを責めてくるのだが、しかし、無抵抗な者を殴ったのではない。<br />そこは譲れない。<br />やられていたのは僕かも知れないのだ。<br />そして僕だったら、こんな要求はしない。<br />２人はイライラしながらも、話がまとまらなかったらメンツが立たないと臭わせるようなことを言い始めた。<br />つまり、金額は負けてやると言っているらしかった。<br />恫喝めいたことを言いつつも、僕と喧嘩になったら、それはそれで困るのだろう。<br />結局、１０万円払うことになった。<br />Ｋに毎月５千円ずつ渡すことで折り合いがついた。<br />今なら、「それなら警察沙汰にしよう」という話にして、刑事罰として罰金払ってでも、Ｋには金を払わないだろう。<br />（実際、後にそういう経験もある…(^_^;)）<br />だがこのときは、お人好しに自分の責任を感じてしまった面もあった。<br /><br />そして、僕は店もやめることにした。<br />店長やホール主任がコリア系の力を駆使する手段を取ったことが判り、それが鬱陶しく思えたからだ。<br />僕自身は、在日韓国人に対して特別な差別意識は無い。<br />しかし大阪には在日韓国人が多い事情もあって、子供の頃からその組織力が取り沙汰されていて、例えば、在日が多く住む地域の者と喧嘩をすると集団で仕返しを喰らうという話が数多くあった。<br /><br />まーともかく。<br />殴り合いには勝ったが、金を払わされることで、結果的には負けた格好になった。<br /><br />Ｋには、金を払えるときに電話をして、どこかの駅で待ち合わせることになった。<br />僕の住まいの最寄り駅まで来てもらったこともあった。<br />ただ、Ｋは僕から金を受け取るとき、後ろめたそうな顔だった。<br />まぁ彼は彼で、僕のことをなめて、ツッパッて、怒らせたのに、喧嘩では負けて、組織に泣きついて金の問題にしたわけだ。<br />たかが１０万円ぽっち。<br />男としては情けないことだろう。<br /><br />とは言え…僕もド貧乏状態。。<br />３～４回払った後、連絡をしないでいたら、向こうからも連絡が無く、そのままうやむやになった。<br /><br />この一件が、喧嘩については子供時代との境界線になった。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>20代前半の喧嘩 Part1</title>
<description>20代前半の喧嘩と言えば、特に印象に残っているのは、前に“２つの突き”で書いた２回の喧嘩だが、まぁ、細かい小競り合いは、それ以外にも何度かあった。その中で、まともにやり合ったのは１回だけだが、勝って痛い目に遭ってしまった例として、書いておこうと思う。まずそこに至るまでの、僕の周辺事情から。。入門して２年くらいの頃、先生のお宅が商売を廃業されて、建物を取り壊し、マンションを建てることになった。何度かは先生宅の周辺で野道場状態だったが、たまたま僕が家の近所にあるＴ会館を見つけて、...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
<dc:creator>hide</dc:creator>
<dc:date>2009-07-27T23:10:42+09:00</dc:date>
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20代前半の喧嘩と言えば、特に印象に残っているのは、前に“２つの突き”で書いた２回の喧嘩だが、まぁ、細かい小競り合いは、それ以外にも何度かあった。<br />その中で、まともにやり合ったのは１回だけだが、勝って痛い目に遭ってしまった例として、書いておこうと思う。<br /><br />まずそこに至るまでの、僕の周辺事情から。。<br /><br />入門して２年くらいの頃、先生のお宅が商売を廃業されて、建物を取り壊し、マンションを建てることになった。<br />何度かは先生宅の周辺で野道場状態だったが、たまたま僕が家の近所にあるＴ会館を見つけて、そこを借りることになった。<br />たぶんそれから１年半くらい（？）、このＴ会館を使っていたと思う。<br /><br />その頃、これまた偶然、会館からほんの１～２分の距離にある喫茶店のバイト募集の広告を見つけ、面接に行って、採用された。<br />２４時間営業の店で、３交代の勤務、休みは月２回だけだ。<br />ただ、道場があるので、面接してくれた店長に相談して、練習のある日曜日は数時間抜けさせてもらうか、入る時間を夜にして欲しいと頼んだ。<br />その代わり、家が近いので、急に人が抜けたときなどは極力融通を利かせて穴埋めに入るということで、許可してもらった。<br /><br />僕は調理で入ることになっていたのだが、何人か先に入っている人が居て、中（カウンター内の厨房）は手が足りていたので、最初はホールだったり、中だったりした。<br />どちらも出来るということも、融通が利いて便利と判断されたようだ。<br />休みは少ないが給料が良くて、確か２１万円くらいあったと思う。<br />当時、普通に喫茶店で働いたら、つめつめに入らせてもらっても１５、６万円が限界だったろう。<br />実は、その当時流行っていたのだが、ポーカーゲームを主体としたＴＶゲームの賭博機を置いている店だった。<br />経営者は元ヤクザで、表向きは奥さんの経営、店長は奥さんの弟だった。<br />働いている連中も、最初はチンピラっぽいのが多かった。<br /><br />入店して１～２週間の内に、２人くらいと口論になったりした。<br />経緯は憶えていない。<br />その内の１人はすぐ辞めて、もう１人は、確か26歳で、後に店がガサ入れに遭って閉店を余儀なくされるまで一緒に働いた人だ。<br />名前は憶えていないが頭文字が「な行」だった気がするので、仮にＮさんとしよう。<br />Ｎさんは喧嘩腰で凄んで来て、僕は買ってやるつもりでオモテに出たのだが、結局、殴り合いには至らなかった。<br />それからは何故か、５～６歳も下の僕のことを、さん付けで呼ぶようになった。<br />そしてＮさんは、最初は調理の仕事だったのだが、僕がカウンター内の方が好きだと知ると、自分はホールに出るようになった。<br />まー、ホールの方が暇な時は座っていられて楽なんだけど…。<br /><br />その調理場のスタッフは、みんな適当にしか調理ができなくて、チーフを任されている僕と同い年のヤツが、一人で仕込みを担当していた。<br />特に、ポーカーゲームを一日中やりに来る常連が多いので、種類が少ないなりに料理は不味くないようにとの、オーナーの奥さんの意向で、カレーとハンバーグだけは店で仕込んでいた。<br />あとはピラフの具やコールスローや諸々、包丁を満足に使えない連中のために切っておいてやらないといけない。<br />そこで、僕はチーフと同等程度のことが出来たので、手伝っている内に、少し頼られるようになった。<br />僕も高校時代から喫茶店でバイトをする内、多少は包丁やフライパンの使い方を教わっていたし、卒業後も飲食店で働いたりして、調理を覚えていたからだ。<br />チーフは、中卒か高校中退で、レストランで何年か修行したそうだ。<br />もちろん彼も料理人として一人前とは言えなかっただろうが、この程度の店でならチーフとして雇ってもらえたわけだ。<br />少しツッパっていて嫌なところもあったが、同い年だし、それまで一人でやらなければならなかったことを僕が手伝うようになったので、一目置かれるようになった。<br />あとは、最初に居たチンピラっぽい連中はほとんど、客ウケが悪いので徐々に切られて、新しいスタッフとしてフツーの若い男の子や女の子を雇うようになった。<br />Ｎさんだけは、チンピラっぽいものの調子よく立ち回っていたので、そのまま残った。<br /><br />そして、それから間もなく、チーフが突然行方不明になってしまった。<br />噂では在日韓国人のグループと何やら揉めて、逃げてしまったそうだ。<br />そうなると仕込みができるのは僕しか居ない。<br />すでに僕は、常連客から料理が美味いと認められていて、僕が出勤して来るのを待って食事を注文する人が増えていたので、店長からもチーフの代わりを頼まれた。<br />そして僕がヌシ状態になり、居心地のいい職場になった。<br /><br />まーそんな調子で、その後勤めた先でも、特に飲食店などでは、それなりに立場を確保するのが上手く、もしくは、何故か嫌なヤツが向こうから姿を消してくれたりして、行く先々の職場で重宝がられながら過ごしてきた。<br /><br />ただ、喫茶や軽食程度の店でも、男世界では、もちろん場や人によりけりだけれども、牽制し合うようなところがある。<br />僕は、軽く扱われたりパシリになったりするのは嫌なので、愛想良くはしても、恭順の意志は見せない。<br />もちろん上下関係があれば、多少は職務に関係ないことでも言うことを聞いてやるが、同じバイト同士、少し先に入っているくらいで、いちいちへつらうのは面倒臭いしキリがない。<br />だから僕は、武道の心得があることを隠したりせずに、空手や拳法の話をすることにしていた。<br />見かけは優男タイプでも、少しばかり武道や喧嘩技のことをレクチャーしてやれば、構えや腰つきが素人っぽくないことは相手にも判るようで、一目置かれるようになり、喧嘩をしなくて済むようになるからだった。<br /><br />前述のＮさんや、その店でも、実は最初にそういうことを効かせていたのだ。<br />もちろんこれは諸刃の剣で、余計に相手を煽ることにもなりかねない。<br />実際、このあとの話では、大喧嘩してしまうのだ。<br />しかしそれは、僕がそんな牽制をしていなくても、相手はちょっかいをかけてきていたし、なめられ抑えつけられながらやり過ごすか、喧嘩になるかしか、無かったと思う。<br /><br />…ただ。。<br /><br />実は、Ｔ先生に最初に習っていた頃、先生の前では、とてもじゃないがそんなことは言えなかった。<br />Ｔ先生は一見文化系で、武道をやっていることも人にはあまり言わないタイプだった。<br />当時、必殺仕事人の中村主水のようにしていたいともおっしゃっていた。<br />僕もその影響を受けていた時期があって、Ｔ先生の考え方は一時お手本になったのだけど、やっぱり僕はそういう人間ではなかった。<br />しかしそれを知られると、拳法を教えてもらえなくなるかも知れないと思って、猫をかぶっていた。。(^^;<br />今は、素のままの自分を知ってもらおうということや、武術の話をするときに自分の経験や思いを伝えるために、普通に話しているけれども。。<br /><br />まぁ、強さを内に秘めて、ごくフツーに接して、言うべきところは毅然とした態度で言えて、もしそれが通じず、理不尽に喧嘩をふっかけてきたら瞬殺ＫＯ！…なんてことが、ほぼ確実にできるのなら、自分が何かやっているなんて言わなくていい。<br />だが僕が生きて通ってきた道は、予め相手を牽制しておいて、<br />「喧嘩になったらタダじゃ済まないぞ」<br />と知らせておく必要があるような、バカの多い世界だった。<br /><br />それに、僕は、<br />中村主水のように表面上は事なかれを通す生き方よりは、小うるさいけど真っ当なことを言うガンコ親父のようでありたいのだ。<br /><br />そんなわけで、武術の心得があると話しておくことは、僕にとっては処世術的な意味での兵法の内だったのである。<br />つまり“核の抑止力”というほどではないけれども、戦力をちらつかせることが外交の手段や戦争回避になるのと同じことだ。<br />まー大層な戦力とは言えないのが痛いところだけれど。。<br /><br />少し戻るけれど、ポーカーゲーム喫茶は、僕がたまたま休みを取った日に、ガサ入れ。<br />翌日には新聞にも載り、店長は実名、ほんの半月ほど前に入ったバイトの18歳の男の子は「少年Ａ」として記載された。<br />アブナイアブナイ。<br />僕がその場に居たら、実名で載るところだった。<br />僕だって料理作ってるだけのバイトに過ぎないのに。。<br />でもちょっと世間知らずだった。。<br /><br />それから数ヶ月後、道場の稽古帰りに兄弟弟子たちと梅田に寄って、何の流れだったか、ちょっと遅くなったことがある。<br />そのついでに繁華街から少し外れのラーメン屋に寄った。<br />すると偶然、ポーカーゲーム喫茶で働いていたＮさんがラーメン店員になっていた。<br />「あ、hideさん！　お久しぶりです！」<br />「お久しぶりですね。ここで働いていたんですか。良かった」<br />「今日のお連れのみなさんは…？」<br />「前に武道やってるって言ってたでしょ。兄弟弟子の人たちなんですよ」<br />「そうですか。じゃあ、今日は僕がみなさんの分奢りますので！」<br />「いやいや、何でですか。払いますよ(笑)」<br />こんなやりとりをして出たのだけど、店を出るまで黙ってた２歳上のＫ阪さんが、<br />「hideくんもなかなか裏の世界に精通してそうやね」<br />と、ぼそっ。<br />「裏の世界って。Ｔ会館の近くの喫茶店で働いていたとき一緒に居た人ですよ(笑)」<br />「いやいや～、hideくん。あんな（ガラの悪そうな）人が、あんだけhideくんに気を遣って話すなんて、フツーやないやろう？」<br /><br />…まぁ、確かに、Ｎさんみたいな年上のチンピラが気を遣うくらい、時には殴り合うつもりで、ギリギリの駆け引きをしたりしていたのは事実だけれど。。(^^;<br /><br /><< Part2へ続く >><br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>暴力の甘美</title>
<description>まず言っておくけれど、僕は元から好戦的で人を殴るのが好きだったわけではない。しかしその反面、気が短く激高しやすいところもあった。実父からの影響だと思うが、内面的には、良くも悪くも非常に気位が高い。もし、例えば母の実家で特別な苦労もなく育っていたら、僕は、多少は上から目線であっても、それなりに他人に親切な、ボンボンタイプだったろうと思う。だが親が駆け落ちのように家を飛び出して東京や大阪で暮らし、水商売に身を投じ、生活が落ち着かず引っ越しを繰り返して、僕は田舎に預けられたりもして...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
<dc:creator>hide</dc:creator>
<dc:date>2009-07-26T19:40:38+09:00</dc:date>
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まず言っておくけれど、僕は元から好戦的で人を殴るのが好きだったわけではない。<br />しかしその反面、気が短く激高しやすいところもあった。<br />実父からの影響だと思うが、内面的には、良くも悪くも非常に気位が高い。<br />もし、例えば母の実家で特別な苦労もなく育っていたら、僕は、多少は上から目線であっても、それなりに他人に親切な、ボンボンタイプだったろうと思う。<br />だが親が駆け落ちのように家を飛び出して東京や大阪で暮らし、水商売に身を投じ、生活が落ち着かず引っ越しを繰り返して、僕は田舎に預けられたりもして、行く先々でいじめられそうになった。<br />僕がそれに立ち向かっていくような気の強さを持っていなかったら、今頃は生きていなかったかも知れない。<br /><br />以前、小学２年生のときに同級生や隣地区のガキの歯を立て続けに折った話を書いたが、そんなことは日常茶飯事に近かった。<br />もちろん負けたことも何度かはある。<br />それに子供の時の１歳や２歳の差は大きくて、先輩にはなかなか敵わない。<br />ただ、僕の場合、小学生の頃までは女の子と間違われるような顔つきだったため、大して強くないヤツや年下にまでなめられて、ちょっかいをかけられることが多かった。<br />その度に<br />「くそ、なめやがって！」<br />という思いがつのる。<br /><br />僕が大阪に来てから育った地域は、特にガラが悪いので有名だ。<br />最初、標準語で話していた僕は、なおさら目をつけられて、転校して来たばかりのときは毎日のように的にされていた。<br />そんな環境で、本物のワルにもならず、人並みの反抗期も無く過ごしてきた自分を振り返ると、我ながらちょっといじらしくもあるくらいだ。<br /><br />…とは言え、人を殴ったことは数知れない。<br />憎らしいヤツをぶん殴ったあとは、本当に気持ちがいいものだ。<br />せいせいする。<br />「思い知ったか！」<br />という思いで満たされる。<br />人を殴って嫌な気持ちになることもあるが、それは自分にも悪い部分が少しでもあったときだ。<br />「オレにちょっかいかけなければそんな目にも遭わなかったのに。ざまあ見ろ！」<br />という感じだ。<br />暴力とは、実は気持ちがいいのだ。<br /><br />そしてこれが………暴力の怖さだ。。<br /><br />暴力に染まる人間は、最初は、自分が悪いのに人を殴って後味が悪く思うときがあっても、我を通すうちに、人を傷つけることに対する呵責が麻痺してきてしまう。<br />そこが正常な範囲を逸脱してしまうかどうかのボーダーラインとなるだろう。<br /><br />小学５～６年生の頃、いつも僕につきまとって、からかってくるヤツが居て（まーそんなヤツは他にも居たのだけど…）、確か１学年下で、近所の公園で僕を見つけては嫌がらせを繰り返していた。<br />僕は、前にも書いたが、子供の頃は足が遅かった。<br />そいつは僕をからかっては逃げ回って楽しんでいた。<br />あるとき、鉄棒に寄りかかってぼーっとしているそいつを見かけて、後ろから近づいていった。<br />「おいっ」<br />と声をかけると、振り返って一瞬びっくりしたが、僕のことをなめていたので、すぐにへらへら顔でおちょくる態度を取り始めた。<br />「お前、ええ加減にせえよ！」<br />と掴みかかって、笑いながら逃げようとしたそいつを捕まえ、後ろから羽交い締めの格好で振り回し、勢いをつけて胸の高さくらいまで振り上げて、そのまま背中から落としてやった。<br />地面に叩きつけられた瞬間のまん丸い目、そのあと悶絶して息も出来ない様子で苦しむ姿を、よく憶えている。<br />そして、僕がそれを見下ろしていると、次に何をされるかと恐怖に怯え、息を詰まらせながら必死に泣いて許しを請うていた。<br />僕は、<br />「アホンダラ！」<br />と叫んでその場を去った。<br /><br />せいせいしていた。<br />…はずだった。<br /><br />だが実のところ、怖くなっていた。<br />あまりの苦しむ様子に、<br />（大怪我をしているかも知れない、もしかしたら死んでしまうんじゃないか？）<br />とさえ思った。<br />放ってきてしまって大丈夫だったのか…！？<br />そして、怪我が大したこと無かったとしても、あとで大問題になるかも知れない。<br />どうやって切り抜けたらいいのかとあれこれ考えて、僕は僕でパニックになっていた。<br />つまり、<br />自分なりには思い知らせてやるだけの理由はあったにせよ、そのときはさすがに、<br />「やり過ぎた…！」<br />と感じてしまったわけだ。<br /><br />…いや、まぁ、歯を折ったのだって、やり過ぎだろうけれど。。<br /><br />暴力のもう一つ怖いところは、怒りに委せると加減ができないところだ。<br /><br />僕は今まで、何度も人を殴ったことがあるとは言っても、本当に思いきり殴ったことは無いと思っている。<br />どこかでリミッターがかかっているのだ。<br />それでも、やはり加減しているとは言えないだろう。。<br />少なくとも意識して加減したことなど無い。<br /><br />必死に手を出しても、当たらなかったり、効かなかったりする一方で、簡単にぶっ倒れて、悶絶したり、意識が飛んでしまったりすることもある。<br />時折、喧嘩で死亡する事件があるように、人と人とが争えば、一瞬あとには大事になりかねない。<br />このことは、武術や格闘技をやる人は、よく踏まえておかなければならないと思う。<br /><br />本当に怒っている人間、確固とした殺意を持っている人間から、身を護ることの難しさもさることながら、戦って人を傷つけないことも、やはり難しい。<br /><br />殺されるかも知れない危険な状況の中で、相手を殺してでも身を護ろうとするのは正当防衛だとしても、つまらないイザコザや、顔見知りとの喧嘩では、そうもいかない。<br />そして実際に起こりやすいのは、命のやりとりではなく、喧嘩の方だろう。<br />その喧嘩で、命を落とさない保障は、どこにもないのだ。<br /><br />また、そんなことを思うとき、武術で、相手の力を利用して自滅を誘うように倒すとか、ふんわり握った拳で突くとか、リラックス状態を保って戦うとか、そういうことが本当に可能なのか、疑問に思えてならない。<br />まして、衝撃をコントロールするような打撃が、必死な状況でできるものだろうか？<br /><br />中国武術や古武術をやっている人の中には、現代武道やスポーツ格闘技との違いを盾に、武術は人を殺傷するための技だと、過激で殺伐とした物言いをする人がまま居る。<br />しかしそれでいながら、「力は要らない」とか「気の鍛錬ですごいパワーが出る」とかの理屈は、誰かからの受け売りのままだ。<br />そういう人は、暴力の甘美に呑み込まれる怖さよりも、暴力に蹂躙される怖さをいつか思い知ることになるのかも知れない。<br />もちろん、どちらも、誰にでもあり得ることだ。<br />そして、組織や社会を敵に回す怖さも、知っておくべきだろう。<br /><br />ステレオタイプに、<br />「突然降りかかる火の粉をどう振り払うか」<br />というような想定だけでなく、<br />自分が行使してしまうかも知れない暴力、<br />暴力に暴力で対抗してしまったときに起こり得ること、<br />知らず知らずに使ってしまっているかも知れない言葉の暴力、<br />それらの果てに生まれてしまうかも知れない人からの憎悪、、<br />…などなど、、<br />様々なことを考えておかないと、<br />武術は、人の心を歪めるものにしかならないのかも知れない。。<br /><br />ちなみに、、<br />さっき書いた、背中から落としたヤツは、無事だったようだが、その後は僕の顔を見るだけで青くなって、そそくさと逃げるようになった。<br />目が合ったままのときは動けなくなっていることもあるほど怯えていた。<br />問題にならなかったことが判ると、僕を必要以上に恐れる者が居ることは、それはそれで気持ちが良かった。<br />まー、でも…。<br />それを気持ちいいと思うままの大人にならなかったところは、僕は少しはマシな部類の人間だろうと思っている。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<item rdf:about="http://doyotaichi.seesaa.net/article/124274620.html">
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<title>一時復帰とその後</title>
<description>Ｔ宮と再会したのと同じ頃、僕は２年近くつき合っていた女の子と別れてしまった。実は一緒に住むつもりで少しばかり無理をして部屋を引っ越したのに、ある日突然、無駄になってしまった。まー経緯を詳しく書いても仕方がないので省くけれど、僕からすれば裏切りに合ったかたちだった。でも、彼女はある職業を目指して、それに向かって一生懸命努力をしていて、そのことは認めていたので、裏切られた腹立たしさとは別に、自分はだらだらと水商売を続けて何をしているんだろう？…という気になった。それまでだって、や...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
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<dc:date>2009-07-26T03:20:55+09:00</dc:date>
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Ｔ宮と再会したのと同じ頃、僕は２年近くつき合っていた女の子と別れてしまった。<br />実は一緒に住むつもりで少しばかり無理をして部屋を引っ越したのに、ある日突然、無駄になってしまった。<br />まー経緯を詳しく書いても仕方がないので省くけれど、僕からすれば裏切りに合ったかたちだった。<br />でも、彼女はある職業を目指して、それに向かって一生懸命努力をしていて、そのことは認めていたので、裏切られた腹立たしさとは別に、自分はだらだらと水商売を続けて何をしているんだろう？…という気になった。<br />それまでだって、やはり、お客に気を遣い、店の女の子にも気を遣い…という仕事が、若い自分にとってやりがいのある仕事かと言えば、そうではなかった。<br />そんなことを思い始めると、毎日が苦痛になり、とても水商売を続けていられるような心の状態では無くなってしまった。<br />そして、<br />Ｔ宮と連絡が取れなくなって、少し後だったと思うが、僕は店をやめてしまった。<br /><br />それからはグラフィックデザインの仕事に就こうと面接を受けて廻ったが、すでに20代半ばの僕をどこも雇ってはくれず、ようやく小さな印刷会社に拾ってもらった。<br />社員２０名ほどの会社だったが、デザインの部署を作ったばかりで、僕がイラストを描けることも少しばかり買ってもらえたようで、一応はデザイナーの端くれを名乗れるようになった。<br />しかし残念ながら、ほとんどが「版下」と呼ばれる印刷原稿の作業で、デザインらしい仕事をやることは少なかった。<br />でもチラシやパンフレットのイラストはよく描かされ、それはまぁ、楽しかった。<br /><br />問題は人間関係と給料。<br /><br />まずデザイン室のチーフと反りが合わなかった。<br />水商売をやめて中途採用された僕を、何とかしてやろうとしてくれていたのかも知れないが、そういった親切心よりも、足を引っ張られることへの懸念や、場を仕切ろうとする押しつけなど、とにかく言葉や態度がねちっこい。<br />終いには何かにつけ分かり切ったことを延々まるで説教するように話そうとするその男に、僕はこう言うようになった。<br />「だから…要するに？」<br />何が言いたいのか簡潔で無いし、ねちっこいのが鬱陶しい。<br />まともに取り合うと、お互いどんどんこねくりまわした理屈の嵐になっていく。<br />するとその男は、話を聞く姿勢がなってないだの、また色々言うわけだが、それを適当に流したあとで、もう一度、<br />「で、要するに？」<br />冷ややかにからかわれていることを解っているかどうかだが、チーフは怒り心頭だ。<br />もちろん僕だって、これほどの態度を取るまでには段階があった。<br />…が、とにかく最終的には、<br />（何で安い給料でこんな男の下で働かにゃいかんのだ？）<br />と、これまた苦痛。<br />その安給料も、高校を卒業して普通に就職していたなら耐えられたろうが、親や親戚に背負わされた借金が少し残っていた上に、彼女と暮らそうと無理して引っ越したマンションの家賃が、このままでは払えなくなりそうだった。<br />結局、その会社も辞めてしまった。<br />１年くらいは居ただろうか…？。。(^_^;)<br /><br />師匠であるＴ先生のところに一時復帰したのは、そんなときだった。<br />はっきりと思い出せないが、Ｔ先生に連絡を取ったときは、まだ水商売をやっていたかも知れない。<br />好きだった漫画を描くことにも行き詰まりを感じて、武道も中途半端、仕事もうまくいかない…、そんな自分を鍛え直したかった。<br />だから「一時」と書いたが、そのときはもちろん、それなりの腕前になれるよう頑張るつもりでいた。<br />そして、懐かしい仲間（兄弟弟子）たちに会えれば、気が紛れるし、もう一度頑張れると思っていた。<br /><br />…だが。。<br /><br />一緒に練習をした兄弟弟子たちは、みんな去った後だった。<br /><br />この時、Ｔ先生は就職していて、道場という体裁は取っておらず、新しい練習生として、入門して半年くらいのＴ中くん一人が、先生のお宅に習いに来ていた。<br />Ｔ中くんはその時20歳前後だったと思うが、Ｔ先生とのちょっとした縁で、習うことになったらしい。<br />当時は外功を取り入れた練習が中心になりつつあって、Ｔ中くんは太極拳もまだ前半の途中までしか憶えていなかったので、帰りに何度か型の続きを教えたことがある。<br />しかし、何やら忙しかったらしく、段々あまり来られなくなり、一旦抜けてしまった。<br />ちなみにＴ中くんは、その後しばらくして復帰したそうで、拳法をどれくらいやったのかはよく知らないが、現在は東京で声優をやっているとのことだ。<br />中年になってＴ先生とまたまた再会した後、Ｔ中くんの話を聞き、プロダクションのプロフィールを見に行ったら、趣味・特技の欄に「中国拳法」と書いているのを見て、懐かしく思った。<br /><br />ちょっと脱線。。<br /><br />少し戻るが、Ｔ先生に連絡を取ったとき、兄弟弟子たちがみんな居なくなっていることを知った。<br />Ｔ先生は、<br />「みんなそれぞれ自分の道を行くようになってね…」<br />というようなことをおっしゃっていた。<br />僕が思い浮かべたのは、以前習っていた頃に先生が、教えることが段々無くなってきたと言っていたことだった。<br />（みんな、あれから、本当に教わることが無くなったのかな？）<br />などと、思った。<br />ただ、練習相手が欲しかったし、みんなへの親しみも心にあったので、連絡を取ってみることにした。<br />そのとき、一応、練習仲間だった、一番弟子のＴくん、２つ年上のＫ坂さん、３つ年下のＫ池くん全員と連絡が取れたのだが、それぞれの思いや事情で、復帰の意志は無くなってしまっていた。<br />まぁ、それについては、個人的なこともあるので書かないけれど、とにかく、僕が抜けてから、Ｋ阪さんとＫ池くんは１年半くらい、Ｔくんは２年くらい残っていたらしい。<br />Ｔくんは、Ｔ先生が仕事や結婚諸々で忙しくなっていた時期、Ｔ先生の兄弟弟子で、現在ウチの流派の長であるＳ先生のところに預けられて、しばらく通っていたそうだ。<br /><br />みんなと再会して、話してみると、それぞれ自分なりの武道観を確立しているようだった。<br />僕がやめてから１年半から２年ほどの間に、みんなの何がどう変わったのだろう…？<br /><br />そして、ミナミでＴくんと会って話したとき、その後に習ったことを幾つか口頭で聞いて、個人的には、一緒にまた練習をしようと言って別れたのだが、そのあと僕自身が大変な状況になっていき、またＴ先生の元を去り、何度か引っ越ししたときに連絡先が判らなくなってしまった。<br />これは、携帯していた電話帳に連絡先を書いていただけだったのが悪いのだが…。<br />それと年賀状などが後から出てきたが、そのときにはまた何年も経っていた。。<br /><br />Ｔ先生のところへ復帰していた間、Ｔ宮とのことも少し話したが、そのときは、<br />「なかなか面白そうやね」<br />という程度の反応で、具体的な技術論には至らなかった。<br />ただ、僕は一人の間に体の使い方を一つ発見し、Ｔ宮との交流を通してさらに気づいた気になっていて、それが松田さんが言う発勁に近い物じゃないかと思っていた。<br />それをＴ先生に話してみたらどんな反応をされるのか楽しみにしていたのだが、あまり大した感動は得られず、返ってきた言葉は、<br />「ウチには発勁は無い」<br />ということだった。<br />それまでにも、“勁”という概念はウチには無くて、そういう言葉では教わっていないというようなことをうっすら言われていたが、はっきりきっぱりきっちりかっちりと言われたのは、たぶん、このときだろう。<br /><br />「まぁ、“発勁”ではなく“発力”やね。もしかしたら同じものかも知れんけど、発勁を習ってないから、判らんわな…」<br /><br />ただまぁ、そのこと自体にがっかり感は無かった。<br />どうでも良かった。<br />Ｔ宮が説明する発勁には、最初は少しばかり驚いたが、自分なりに検証していくうち、それほど差異がないことに行き着いていたからだ。<br />今の視点で言えば、発力の仕方（体の使い方）には幾分かの違いがある。<br />だがそのときはそのときなりに、大雑把に、<br />「結局、一緒…」<br />という結論に至っていた。<br />でも、何かがまだ足りないという気持ちもあった。<br />そのことを、Ｔ先生にちょっとでもヒントをもらえればという思いもあったので、そういう意味では収穫が得られなかったがっかり感も少しはあった。<br />あとは地味な鍛錬をやって、そうこうする内に仕事は大変になるわ、金銭面では大ピンチやわで、短い期間でまたおいとましてしまい、このときは兄弟弟子たちが僕が居ない間に習ったことを、ほとんど埋まった感が無いまま終わってしまった。<br /><br />そのあとは、前にも書いたように、何をやっていいのかわからなくなって、部屋を引き払って一時親元にやっかいになり、土木や建築の現場で働いたりした。<br />その時期に、空手経験者の男や少林寺拳法二段だという男と夜中の公園でガチンコの喧嘩をしたりして、拳法に対する思いが変わっていった。<br />このあとその話を書くつもりだけど、その前に、20代前半の喧嘩について少し振れてから、詳しく書いていくことにしよう。。<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>Ｔ宮との交流 Part5</title>
<description>Ｔ宮に教えてもらったことは、そのときの僕にとっては大きなヒントになった。それまでは、友人との軽い組手や喧嘩の経験などで、何もやっていないよりは多少の利がある、その程度には身についている、と、自分に言い聞かせているに過ぎなかった。中国拳法や古武術を習って、色々な型や技の理を知ったが、実質、空手を続けていた方が強くなれたんじゃないかという思いも頭をもたげていた。しかし、立ち方や身法などは今の流派のものが馴染んでいたし、“理”に対する愛着もある。今のものをもっと身につけて強くなりた...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
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<dc:date>2009-06-29T02:31:25+09:00</dc:date>
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Ｔ宮に教えてもらったことは、そのときの僕にとっては大きなヒントになった。<br />それまでは、友人との軽い組手や喧嘩の経験などで、何もやっていないよりは多少の利がある、その程度には身についている、と、自分に言い聞かせているに過ぎなかった。<br />中国拳法や古武術を習って、色々な型や技の理を知ったが、実質、空手を続けていた方が強くなれたんじゃないかという思いも頭をもたげていた。<br />しかし、立ち方や身法などは今の流派のものが馴染んでいたし、“理”に対する愛着もある。<br />今のものをもっと身につけて強くなりたいという気持ちの方が強い。<br />しかし、続けたとしても、秘密や出し惜しみの多い世界でどれほどのことを教えてもらえるのだろう？…という疑問もある。<br />そんな堂々めぐりの思いだった。<br /><br />そんなときに参考になったのが、３月の記事『<a href="http://doyotaichi.seesaa.net/article/115944318.html" target="_blank">隣の芝生</a>』で紹介したような書籍たちであり、Ｔ宮との再会で得られた情報だった。<br /><br />最初にＴ先生の道場に通っていた頃、Ｘ先生が新しい団体を立ち上げることになってにわかに活気づいた時期があり、後進の指導者を早く育てる方針になったからと、入門して３年くらいの頃でも、<br />「君たちには今までなら５年以上にならんと教えんようなことも教えてるんやで」<br />と言われていた。<br />しかし一方、もう少し後で、Ｔ先生が就職活動に忙しくなり始めたせいもあったが、<br />「もうそろそろ習いに来るのは月１回程度でもいいかもね。今の時点で僕が知ってるようなことは君らにはだいぶ教えたから、後はそれぞれ自分で練習をしていけばいい」<br />というようなことを言われたことがあった。<br />僕らはまだまだ強くなった実感など無かったし、多少は自信めいたものがあっても、根底では一人前にはほど遠いことを判っていた。<br />帰りには、<br />「そんなこと言われてもなぁ…」<br />という思いを話し合った。<br /><br />兄弟弟子のＫ阪さんは、<br />“型を一人で練っていけば本当に強くなれるんやろか？”<br />という疑問を常々持っていたし、<br />「やっぱり相対練習は絶対必要やと思うねん。型も大事なのは解るけど、口伝とか、教わってないこともまだあると思うし、もっと人との練習せんと身につかへんのとちゃうかなぁ？」<br />というようなことも言っていた。<br />例えば、ボクシングを習いに行った人が、<br />「そろそろかたちができてきたから、あとは一人で練習しなさい」<br />なんて言われることは、考えられないだろう。<br />たぶん…だけれど、Ｋ阪さんが言いたかったことは、僕たちは型と理屈を教えてもらうだけでなく、それを使えるようにコーチング（技術指導）してもらいたい、ということだったのだと思う。<br />当時の僕はそこまではっきりとした考えでは無かったが、やっぱり行き詰まりのようなものは感じてしまった。<br />そんなときに家庭内のごたつきがあって抜けてしまったが、正直言えば、もしこのときにもっと先々の希望が見えていれば、多少の困難はあっても道場をやめたりしなかったのかも知れない。<br />ただ、Ｘ先生が、<br />「これからは本当のことを教える」<br />と、外功に重点をおいた練習を始めた頃の、先生たちの混乱も薄々は感じていたし、よくわからないことも多かった。<br />…まぁ、当時のことは、色んなことが重なって、そのときに思ったことなので、「もし」や「たられば」を言っても仕方がない。<br />とにかく僕は、プライベートな事情と相まって、ただただ面倒になり、ただただしんどくなった。<br />…しかし。<br />やっぱり武術への未練は持ち続けていたし、仕事や生活が落ち着いたらＴ先生に連絡を取ろうと思っていた。<br />Ｘ先生によって変わってしまった教授内容も、続きが気になっていたし…。<br />Ｔ宮との再会はそのきっかけにもなった。<br />実際、落ち着いてもいないのに連絡を取って、結果的には一時的な復帰になり、また長いおいとまになってしまったのだが…。。<br /><br />まぁ、それはさておき。<br />Ｔ宮との交流についてまとめよう。<br /><br />まず“新聞抜き”の発勁練習について補足するが、これを成功させるには、インパクトの瞬間に充分なスピードを出せることが鍵だ。<br />逆に言えば、フォームも発勁もクソもなく、軽く拳を握って、手首のスナップを効かせて裏拳の要領でとにかく速く振れば、上手く当たれば簡単に穴が空く。<br />しかし突きの動作では、瞬間的にそういうスピードがなかなか出せない。<br />だから新聞抜き自体は、突きにおいて、少なくともＴ宮が言う“発勁”が、最低限うまくいっているかどうかの目安…ということになるだろう。<br />問題はその先の、使い方や効かせ方なのだ。<br />速くても、軽ければ、ジャブのようにしか使えない。<br />もしそうなら、難しいことを考えなくても、ジャブの練習をすればいい。<br />それに、Ｔ宮がやっていたような八極拳のどっしりした動作では、一歩に時間がかかる分、そのまま使えるとは思えない。<br />大きく踏み出して振り出すような突きがジャブのように速くても、あまり意味が無さそうではないか。。<br /><br />また、寸勁などの話をしていたとき、彼は、<br />「拳と相手との距離がゼロでも、勁が自分の体の中を通って相手に伝わるから、実際にはゼロではない。だから効く」<br />と言っていた。<br />そのときは、<br />（なるほど…）<br />と思ったが、後で考えてみたとき、ちょっと疑問が湧いた。<br />Ｔ宮が説明していたように、ウエーブのように伝わるのなら、例えば、踵から発した力が拳に伝わるまでの時間はどれくらいだろう？…と。<br />つまり、拳を引いて、やや後ろ足に重心がある状態から、前足に重心移動して突き出す動作と比べて、似たような速さなら意味がない。<br />短い距離から相手を突く場合、一瞬で体の各部が繋がって強力な打撃にならなければ、実用的とは言えないのではないか…？<br />そう考えると、<br />形意拳や、形意拳的と言われる、僕が習った正宗太極拳の打ち方の方が、一見簡素に見えて力の出し方がわかりにくいが、理に適っている気がしてきた。<br />さらに言えば、<br />Ｔ宮が説明したような発勁は、あくまでも初歩で、力をわかりやすく使った、いわゆる明勁の段階でしかないのではないか、そしてそれを進めていくと、僕が習ったような打ち方になるのではないか…という仮定に至った。<br /><br />そして僕たちは、そういう初歩をやっていないがために、なかなか打ち方がつかめなかったのかも知れない。<br />もしくは、打ち方がわかるような指導なり口伝なりを受けていないからか…？<br /><br />そんな疑問も同時に湧いたが、とにかく、最初は目新しさに驚いたものの、色々考えていくと特別な差異は無いように思えてきた。<br />ひらめき始めると、幾つものヒントが浮かんできた。<br /><br />それから、これより前に、映画『少林寺』で、縄の先につけた武器を振り回して戦うシーンがあって、飛び縄でちょっと真似てみたことがあるのだが、そのとき、とりあえず両手の縄を交互に振る練習をしてみて、縄の動きに連動して腰が動くことに気づいた。<br />フラフープを回すときの腰の動きを、もっとずっと小さくしたような感じだ。<br />（※ちなみに縄の武器は、「縄標（じょうひょう）」もしくは「流星捶」のいずれかだと思うが、映画の中で使われていたのがどちらかは憶えていない）<br />で、この腰使いを利用して振り出すと、Ｔ宮の突きの動きに近づく気がした。<br />そういうことが先にあったので、Ｔ宮の突き方は僕なりに比較的すぐに理解・消化できた。<br />そして、その腰の入れ方を取り入れながら太極拳をやって、それを少しずつ小さくするように試みた。<br /><br />…まぁ、その後のウチの流派の身法からすれば、これは少し違うのだが、今振り返って思うに、こういうのもアリというか、手前味噌ながらまーまーいいセンいってたんじゃないかという気もしている。。<br /><br />あと、心法を伴うものは一日に何度もやってはいけないと言われたが、僕は結構何度もやった。<br />やり方がぬるかったからかも知れないが、特に負担のようなものは感じなかった。<br /><br />結局、Ｔ宮が教えてくれたことは、僕は僕なりに消化したわけだが、それが正しい道筋だったかどうかは、わからない。<br />彼の言う通りに一からやった方が、もっと理解できたのかも知れない。<br />あまり自分が学んだことの立場から見過ぎると、それが先入観や固定観念となり、理解の幅を狭めてしまう。<br />そういうことも踏まえて、色んな角度から柔軟に見る目を持つことも大事だ。<br />しかし交流期間が短かったから、いずれにしても判断のしようがない。<br />とにかく、今まで他派と交流した中では、Ｔ宮の説明が一番面白かったし、後々の参考にもなった。<br />比較してみることで自分の流派のことを理解するのにも役立った。<br /><br />少なからず疑問を抱いていた時期もあったが、“隣の芝生”に過分な目移りがすることは無くなったし、彼との交流がきっかけとなって色々気づいたことの中には、Ｔ先生と再会後に教えてもらったことに近いこと、惜しいことも少なからずあった。<br />有益な情報だったと、感謝している。<br /><br />あ、そうそう。<br />前項で、ボディガードの話云々書いたが、彼は生活が苦しかったようで、一緒に住んでいる女性が居たので（確か生まれたばかりの子供も居たような？）、それにまつわる事情があったのかも知れない。<br /><br />Ｔ宮、もしこのブログを読んだら、連絡くれ。(^_^ゞ<br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>Ｔ宮との交流 Part4</title>
<description>前項の発勁練習の２つ目は、彼の流派での“心法”ということになるのだろうか。心理的・内面的な蓄・発という意味で…。ただ、少なくともＴ宮的には、今風にイメージトレーニングと言い切れるようなものではなくて、そこには“気”が関係しているようだった。つまり、生命エネルギーのような“気”をめぐらし、練り、圧縮して、勁道に沿って発するのが、彼の言う発勁だ。だがここで、「では、“気”とはそもそも何ぞや？」という問題がある。彼は“気”を、生命エネルギーのようなもので、霊的な意味もある、と言って...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
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<dc:date>2009-06-22T01:12:08+09:00</dc:date>
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前項の発勁練習の２つ目は、彼の流派での“心法”ということになるのだろうか。<br />心理的・内面的な蓄・発という意味で…。<br />ただ、少なくともＴ宮的には、今風にイメージトレーニングと言い切れるようなものではなくて、そこには“気”が関係しているようだった。<br />つまり、生命エネルギーのような“気”をめぐらし、練り、圧縮して、勁道に沿って発するのが、彼の言う発勁だ。<br />だがここで、<br />「では、“気”とはそもそも何ぞや？」<br />という問題がある。<br />彼は“気”を、生命エネルギーのようなもので、霊的な意味もある、と言っていたのだが、そのときの僕は、あるのか無いのかわからない、見えないものを、にわかに信じることはできなかった。<br /><br />ここでちょっと昔にさかのぼるが、子供の頃の経験に触れる。<br />子供の頃の僕はと言えば、ミステリーやオカルトが大好きだった。<br />笑われるかも知れないが、中学生のある時期、霊能力があるという女の子とよく遊ぶようになって、その影響で自分もそういう能力が芽生えた気になっていたことがある。<br />精神を集中すると、人の後ろにモヤのようなものが見えて、僕はそれを背後霊として人物を識別できるような感覚を持っていた。<br />そしてまた不思議なことに、未来や過去のことがふと頭に浮かんで、それを口にすると、ズバリ当たっていたりしたのだ。。<br />例えば、ある日、社会の先生が教壇に立っていたとき、<br />「あの先生どっか悪いのかなぁ？　明日休むんじゃない？」<br />と、独り言のように口に出した。<br />すると隣に座っていたクラスメートの女の子が、<br />「〇〇先生、肝臓悪いって言ってたよ」<br />そして翌日、本当にその先生は学校を休んでしまった。<br />前日に近くの席で聞いていた連中はびっくりして、僕が霊能力者だと少しばかり広まった。<br />今思うとおかしいが、こういうことが何度かあった。<br /><br />そしてまたある日、夜中に霊に襲われた。<br />ふと目が覚めたのは、確か２時台だったと思う。<br />僕は仰向けに寝ていたのだが、目の前には修験者のような格好をした男が、ものすごい形相で、馬乗りになって、僕の胸の上に手を置いていた。<br />（えっ！？）<br />と思った途端、胸骨に痛みが走った。<br />いきなり胸を押さえつけられたのだ。<br />隣の部屋では、母親が録画したＴＶ番組のビデオを観てケタケタ笑っていた。<br />僕は何故か冷静で、何とかしなければと思いながら、手を伸ばして襖を叩こうとしたが、体が金縛りにあって動けない。<br />少しずつ焦りと痛みで冷や汗が出てきて、だんだん気が遠くなっていった。<br />…そして、気がつくと朝。<br />（夢か？）<br />と思ったが、胸骨に激しい痛みが残っていて、それが数日取れなかった。<br /><br />霊能力者（？）の女の子曰く、僕の守護霊が助けてくれたのだそうだ。<br />霊らしきものをくっきりとした姿で見たのも、金縛りを経験したのもその一度きりだ。<br />もちろん夢かも知れない。<br />そしてその日のことをきっかけに、僕にあった霊能力的な感覚はまったく無くなってしまった。<br />無くなってみると、それまでの感覚に対して懐疑的になった。<br />自分にもあったらいいなという思いが強すぎて、そんな能力があると思い込んでいただけじゃないのか、と。<br />それは今でもわからない。<br />でも今は、正直、霊魂のようなものを信じてはいない。<br />わからないものを「無い」と断言もしないけれど。。<br /><br />そして話は戻るが。。<br /><br />Ｔ宮は、そういうものを信じていて、人間の体には霊的なエネルギーが重なっているような感じのことを言っていた。<br />どんな表現だったのかは、はっきりと覚えていないが…。<br />そしてその“気”は、生物すべてに宿っていて、他者の“気”を吸い取ることもできるそうだ。<br />兄弟弟子たちと、相手の“気”を吸い取る練習をすることもあるという。<br />“気”を奪われると、ガクンと力が抜けて、一気に疲れてしまうそうだ。<br />「じゃあ、オレから気を抜いてみてくれ」<br />僕は彼に実演を催促した。<br /><br />Ｔ宮は僕の肩のあたりに手をかざして、しばらく集中。。<br /><br />しかし僕は何とも無くて、何の変化も感じなかった。<br />彼は意外な顔をしていた。<br />思うに、“気”を感じられる人同士の間ではそういうことが起こるのかも知れないが、僕は鈍感なようだ。。<br />ちなみにＴ宮の言う“気”は、人間だけでなく、他の動植物からももらうことができるそうで、普段は公園の木々などの植物から吸い取る訓練をしているというようなことも言っていた。<br /><br />僕は、まぁ少しだけ書くが、“気”は、一言で言ってしまえば“脳内現象”だと思っている。<br />例えば、錯覚なども含めて「そんな気がする」ということや、思えば体に何らかの作用を及ぼすことも、脳がそう感じることを便宜的に説明した概念ではないかと…。<br />そして、日本でも、ほんの何十年か前まで、霊魂を本気で信じている人の割合は今よりずっと多かったことだろう。<br />巨大なド田舎である中国ではなおさらだ。<br />だから霊的パワーのような“気”の概念が未だにあってもおかしくはない。<br />まぁ、霊的なものが本当にあるか無いかは、どっちでもいい。<br />問題は、昔の人がそういう風に解釈し伝えてきた“気”が、武術においてどのように扱われ、使われてきたか、そして本当に実用的なものかどうか、だ。<br />僕は“気”の技術は、あると思っている。<br />まぁそれは改めて。。<br /><br />Ｔ宮から得られたことは、ざっとこんな感じだ。<br />その後、しばらくして彼とは連絡がつかなくなり、それきり消息不明で、ずっと会っていない。<br />当時、彼は失業していて、<br />「うちの技は元々黒社会系で、本当に人を殺せる技術や」<br />というようなことを言っていたので、<br />「じゃあいっそボディガードでもやってみるか？」<br />と、僕が勤めていた店に来ていた某組長を紹介してやると言ったら、そのせいかどうかはわからないが、来なくなってしまった。<br />まぁ、元々優しくて繊細なヤツだったし、さすがに本当にそっち系にどっぷり浸かるのは嫌だったのかも知れない。<br /><br />次回は、しめくくり。若干の考証とまとめ。<br /><br /><< Part5へ続く >><br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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<title>Ｔ宮との交流 Part3</title>
<description>前項で“雷声”に触れたが、少し補足しておこう。Ｔ宮が説明した“雷声”について、発声のタイミングを槍投げに例えたが、もっと具体的な例を思いついた。それは女子テニスのシャラポワ選手の発声だ。彼女はボールを打つのと同時に発声するのではなくて、打った直後に、漏れるように発声する。実際、本人も何かのインタビューで、「どうしても漏れてしまう」というようなことを述べていた。だから彼女の場合、意識的な発声ではないのだろうが、タイミングについて言えば、あの感じだろうと思う。また、昔、松田さんが...</description>
<dc:subject>徒然エッセイ</dc:subject>
<dc:creator>hide</dc:creator>
<dc:date>2009-06-18T22:29:40+09:00</dc:date>
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前項で“雷声”に触れたが、少し補足しておこう。<br />Ｔ宮が説明した“雷声”について、発声のタイミングを槍投げに例えたが、もっと具体的な例を思いついた。<br />それは女子テニスのシャラポワ選手の発声だ。<br />彼女はボールを打つのと同時に発声するのではなくて、打った直後に、漏れるように発声する。<br />実際、本人も何かのインタビューで、<br />「どうしても漏れてしまう」<br />というようなことを述べていた。<br />だから彼女の場合、意識的な発声ではないのだろうが、タイミングについて言えば、あの感じだろうと思う。<br />また、昔、松田さんが書いていた「フン」「ハ」の呼吸がある。<br />（※漢字を忘れてしまった。調べるのが面倒なのでカタカナにする）<br />これは僕の勝手な想像だが、もしかしたらこの“フン・ハ”に当てはめて考えると、ウチの流派の発声は「フン」にあたり、Ｔ宮の雷声は「ハ」にあたるのかも知れない。<br />そして、Ｔ宮はたぶん、意識的に用いるような説明をしていたと思うのだが、カン高い声を振り返って思うに、シャラポワのように一瞬力強く息んだ結果、“漏れてしまう”というのが自然のような気もする。<br /><br />さて、続き。<br /><br />Ｔ宮は発勁の練習法を教えると言って、新聞の朝刊と洗濯バサミを要求した。<br />新聞は、全部拡げた状態ではなくて、二つ折りのところまで拡げる。<br />当時で20枚分くらいの厚みだったろうか…？<br />確か針金のハンガーで、その両端に洗濯バサミを使って吊すようにした。<br />Ｔ宮は、どう構えていたかよく憶えていないが、一歩踏み込んで、八極拳の横向きになる格好で、拳で突いて見せた。<br />スパーン！<br />という小気味いい音が鳴って、新聞紙に穴が空いた。<br />「ええ？」<br />「どや。スピードと呼吸が一致せんとなかなか空かへんで！」<br />厚い朝刊は幾らか重みもあるが、吊っているだけなので安定しない。<br />そして案外固い。<br />例えば四隅を固定して指先で突いてみれば、意外と張りがあることが判るだろう。<br /><br />とりあえず僕も彼の動作を真似てやってみたが、ことごとく失敗。<br />…まぁ、八極拳の型に不慣れなせいもある。<br />横向きになって突くというのはどうも馴染めない。<br />そこで、ウチの流派の弓歩で立って、形意拳の崩拳のように縦拳で突いてみたり、金鷹拳のように横拳（正拳）で突いてみたりした。<br />しかし毎回、<br />バッ！<br />という音がして、新聞紙が後方に揺れ動くのでなかなか穴が空かない。<br />「へー。難しいもんやな…」<br />「そやろ！」<br />Ｔ宮は少し得意げだ。<br />そしてまた、２～３回手本を見せてもらい、動きを観察した。<br />少し慣れてくると、何枚目かまでは小さな裂け目が出来るのだが、Ｔ宮のように貫通するところまではいかない。<br />Ｔ宮の動きは、彼が最初に説明したように、蓄・発の体重移動と、それに伴って波が伝わるように拳に向かって加速する感じだ。<br />例えばムチのように。<br />しかし動作の完成形はきちんと突いた格好になっている。<br />まずはその感じを、僕が習った型の上で行ってみようと試行した。<br /><br />次に、定位置での突き。<br />新聞に突きが届く距離で立って、手を最初は掌のまま額の前あたりにかざす。<br />半眼で瞑想するようにしながら、<br />「前方の物を突きたいが何か障害があって突けない」<br />というような感じをイメージする。<br />例えば手を前から押さえられているような。<br />そのストレスをかけ続けることによって、自らに精神的な圧を加える。<br />それが極限に達したと思う瞬間に解放して、前方の新聞紙を突く。<br />但しこれは、一日にあまり何度もやってはいけないとのことだった。<br /><br />実際にはもう少し細かい説明を受けて、あと站椿の際のイメージ法なども教えてもらったが、それは伏せておく。<br />これを参考にしたい人は、自分が習ったものの延長上で試行錯誤してみてもらいたい。<br /><br />ちなみに、上記の内、似たようなことや重なることは、ウチの流派でも後に説明を受けたが、この時点ではまだ知らなくて、彼の言うことはなかなか新鮮だった。<br /><br />Ｔ宮は、その某会の中では、素質を認められて、短い年数ながらもかなりのところまで教わることができたのだと言う。<br />そして僕にも、<br />「ホンマの発勁できるようになる人間は少ないから、できそうなヤツには教えようと思ってるんや」<br />と言っていた。<br />「ふーん。オレ、できそうかな？」<br />「うん、hideならできるようになるんとちゃうか」<br />僕はイマイチ実感が持てないまま、Ｔ宮が帰ってからも自分なりにその訓練を続けた。<br /><br />Ｔ宮が２度目に来たときには、僕は新聞紙を貫通できるようになっていた。<br />ただ、これにはちょっとタネがある。<br />彼が拳をしっかり握っていたかどうか、また、拳頭を当てて貫通していたかどうか、などを考えて、色々と当て方を試した。<br />そして僕なりの工夫で貫通できるようになったので、本来のやり方に沿ったものかどうか…。。<br />要は、発勁の訓練をしているのであって、新聞に穴を空けることが目的では無い。<br />穴が空くのは一つの目安だからだ。<br />それでもＴ宮は、<br />「素質がある」<br />と言ってくれたが、僕はちょっと疑問に思っていた。<br />結局、これは、訓練法に過ぎなくて、実戦的な修練と言うよりは、基礎的な体の使い方であったり、呼吸法であったり、イメージトレーニングであったり…ということなのだろうと思った。<br /><br />Ｔ宮はその後も１～２週間おきくらいのペースで何度か遊びに来てくれた。<br />別の場所で会うこともあった。<br />型を教えてくれようともしたのだが、僕は覚えるのが面倒で、最初のサワリ程度ですぐ断ってしまった。<br />まぁ、正直言えば、大架式の型には魅力を感じなかった。<br />体の使い方を基礎から修得するのにはいいかも知れないが、すでに何年も型をやっているのだし、このときの思いとして、今さら一からという気にはなれなくて…。<br /><br />あと、この打ち方は面白いのだが、新聞貫通の要領で相手の胴体を打つには、ちょっと拳が軽いのではないかという感じもした。<br />しかし陳家太極拳も八極拳も、どっしりした感じだったし、この打ち方の延長上で、体重を乗せて突き込む、または押し込むような突き方を、するのかも知れない。<br /><br />とにかく、彼に一から教えてもらうのでない限り、自分なりに工夫するしかない。<br />もちろん彼のすることが実戦的で凄いと思えれば「一から」という気になっていたかも知れないのだが、ユニークではあっても、わざわざ乗り換えたいと思うほどの凄みは感じなかった。<br />ただ、彼に教えてもらって参考にしたことは、その後の工夫にも幾らか繋がり、独りの時期、かなり長い間取り入れていた。<br />また、彼と再会しなければ、その時期、先生のところに戻ろうとしていなかったかも知れない。＜結果的には一時的なものになってしまったが…。<br /><br />次回は“気”について。<br /><br /><< Part4へ続く >><br /><br /><a href="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsuchina/img/bujutsuchina80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 中国武術へ" /></a>　<a href="http://fight.blogmura.com/bujutsu/" target="_blank"><img src="http://fight.blogmura.com/bujutsu/img/bujutsu80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 格闘技ブログ 武術・武道へ" /></a><br /><a name="more"></a>

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